赤いあざが身体に二つ


一つは服で隠れるが


一つは顔にあった


成長と共に薄くなり目立たなくなってきた


幼い時は、同級生にそれどうしたん❓とか


よく聞かれ、口数の少ないおとなしい長男は


返答に困っていたショボーン


胸には、500円玉くらいのあざがショボーン


いちご状血管腫と違う血管腫が混ざっていて


田舎ではできないが、ある程度お子さんが


成長したら都会でレーザー治療受けることが


できますよと言われていた


本人は、こわい


このままでいいと言った


21歳の今、顔のあざはもうほとんどわからない


胸のあざは、裸を見ることがないから


わからないけど薄くなってるとは思う


膨らんでいたあざもだんだんとしぼんでいった


プールの時間が憂鬱だったと思う


きれいな身体で産んであげられなくて


申し訳ない気持ちでいっぱいになった


おとなしくて、器用で何でもそつなくこなす


器用貧乏な長男


勉強も塾行かせることができなかったけど


自力で大学生になり、給付型奨学金受けられる


成績を維持してくれる


なんて親孝行なんだと思う


就職活動は、のんびりしていて


出遅れてる 大丈夫なん? 


心配になる


でも、こんなわたしには十分上出来な我が子


口うるさくは言わない


とにかく、おかんは卒業後は養えないことと


大学生の時に免除されてた国民年金は払って


いかないといけないよと伝えてある


このままじゃいけない


動き出そうと


長男の気持ちが動くまで


待ち続ける


明日は、お米や頼まれている物持って


長男に会いに行く口笛