昨日は先日プレセッションをしたジージョのセッションでした。
飼い主さんのお悩みは散歩中に前を歩くことと他の犬に反応すること。
前回はアウェイでの散歩を見せて頂きましたが、今日はホームということで前回では出てこなかった反応をみることが出来ました。
私がご自宅へ伺う理由はここにあるんですよね。。本当はメールだけでセッション出来れば良いのだけど…。
ジージョは家ではとても良い子なんです。
そう、家は良い子でも外(アウェイではないいつもの生活圏内)ではコントロールが出来ないから飼い主さんも悩むんですね。
家では言うことを聞くのに、なんで。。と。
そこで、家の中からルールを見直し「させる」を徹底して頂きました。
それから散歩も家の周りや普段行く公園など、犬とのすれ違いなどをみました。
ところで…犬をコントロールするってこと。
これ、テクニックや道具を使えば出来る訳ではありません。
本当にコントロールすべきは犬の心理と己の心なんですね。
他の犬に会った時に、犬がどんな心理状態かを知るのはもちろんなんですが、その時の自分の心理はどうなのか?ってところも意識しなければ、犬をコントロールできません。
例えば、犬を見て緊張しているならば緊張する必要はないと教えるんですが、果たして自分はどうか…?
焦ってる人に焦るな!と言われても、はい、そうですよね。ってならないですよね?
焦りや緊張はすぐに犬に伝わります。
焦りや緊張は体に力が入るんですよね。。無意識に。
ジージョは人をよく見ているので、飼い主さんが緊張したらすぐに感じ取る犬。
逆に人がリラックスしていれば、ジージョが緊張してもすぐにNOが理解できます。(コレクションのタイミングもあるんですけどね。)
つまり、人が変われば別犬になるのがジージョです。
この日もパパさんとママさんが一緒にセッションを受けてくださって、二人の歩き方を拝見したのですが、パパさんは力の抜け感がすごく上手になっていました。
一方、ママさんは私の言ったことを忠実に守るために、無意識に意識しないことを意識し過ぎたりしてしまって(これ、すごくわかります!)自然と体に力が入る。
真面目なことはとても良いこと。
けど、その真面目さが時に悪さをするんですよね。
いい意味でテキトーになることも時には良いのです!
テクニックとか、犬が自分のどの位置を歩いているとかは二の次。
犬とリラックスして歩くには、まず自分がリラックスすることなんですよね。
何があってもドーンと構えていられる心の余裕。これ、本当に大事なんです。
苦手な犬が前から来た、この道は好きじゃないんだよなぁ。って思ってた場所でも「気にしない!」こと!
意識して無意識に気にしないようにする!(笑)
変な言葉だけど、本当にこれに尽きます。
ジージョのパパさんとママさん、前回に比べると格段にレベルアップしています。
次のステップアップのために、次回のセッションまで課題を頑張ってくださいね!
ありがとうございました!
また宜しくお願いいたします
