またまた、ご無沙汰してしまいましたが、いよいよ(?)モンゴルばなし最終章です。

 

いったい、どんだけモンゴルにいたの〜?

ってくらい、引っ張っていますね〜

でも、一区切りつけないと・・・・最後まで、お付き合いください。

 

で、お話は、最終日。

 

朝、震えながら目が覚める。

mokoちゃんアドバイスのホッカイロを使い切ってしまい、丸腰で寝たら、寒くて起きられない・・・・。

「寒いよ〜起きられないよ〜体が動かないよ〜お腹も空いたよ〜・・」とゴネる私の口に否応無しにあめ玉を放り込むkiriちゃん。

・・・すると・・・・なんと!体があったまって来た!

「Kiriちゃん!ありがとう!復活した!」と、飛び起き、着替え始める私。

・・・呆れる皆さん。

 

次回は、あめ玉も持ってこよう!てへぺろ

 

さて、最後の朝食をいただき、身支度をして、出発の準備。

「最後だから、記念撮影をしよう!」

と、其々お馬に跨がって、市場で買った帽子を被って撮影隊会。

 

なかなか素敵な写真が撮れたところでさあ、いよいよ出発です!

 

もう、ずいぶん低い所まで降りて来ていて,時間がたつにつれ、日差しがジリジリ。

虫もブンブン。

朝の寒さはなんだったんだ?

 

平坦な草原を進む進む。

昨日、ハンスくんに鞍上を無視した行動をさせてしまい、多いに反省した私。プリンセステンプルからの帰り道からは、しっかりコミュニケーションをとっていましたが、今日も引き続きハンスと私の世界に入ろうと思っていました。

 

キャラバンからは、わざと離れて進みます。

離れ過ぎたと思えば、速歩、時には駆歩を出して追いつき、また、歩度を詰めて距離を置くという。

後方担当のジャナットさんも、私の意図がわかったようで、キャラバンから離れたとて追ってこなくなりました。

 

 

実は、ハンスくんの駆歩、どうやったらちゃんと出るのか、ずっと探っていたのです。

 

もともとは、体力の無い、ハンスくん。

初めての長旅で、初日は、疲れて遅れてしまうのを、ジャナットさんに追ってもらって駆歩を出して追いつくという繰り返し。

私の扶助ではありませんでした。

 

最初のキャンプ地で、新鮮で瑞々しいおいしい青草をたっぷり食べて「こんなのもアリかも〜!」って思ったのか、2日目からは、がぜん元気になって、ちょっと遅れそうになると自ら速歩を出して追いついていました。

方向指示はきちんとしましたが、ちょっと馬なり。

 

で、ハナシロとの確執が顕著になるほど、どんどん逞しく元気になっていくハンスくん。

人(馬)一倍、川の水を飲み、青草や小枝の葉っぱを食べていました。

「この子、意外と図太くできているわ・・・」と思いました。

年齢不詳ですが、意外と若かったのかもしれません。

 

 

私も、この4日間のキャラバンで、いろいろな体験をし、逞しくなりました。一緒に成長した感があります。

そう思うと感慨深い。照れ照れ照れ

もう、あと、何時間かでハンスくんともお別れなのですから、最後にハンスくんと一体になりたい!

アギーも、そんな私たちの気持ちを察してか、平坦な道が続くところでは、駆歩を出してくれます。

 

先頭が駆歩を始めても、ちょっと待って、馬間が空いてから、ちょっとお尻を軽くして、ハンスの出し易い左ハミを掬うようにすると、すっと駆歩になります。

そのまま、何もせず、揺れにあわせて鐙を踏んでいると,まるで空を駆けるかのごとくの駆歩!

気持ちいい!ラブラブラブ

もう、手綱なんが握っていません。

「ひゃっほう〜!」

カウボーイにでもなった気分!

ジャナットさんが並走して、笑顔を見せます。

「気持ち良いだろ?」って言ってるみたい。言葉は通じなくても解ります!

ハンス、最高!私ら、良いコンビだよね!

 

アギーも、日本語で「最高?」「満足した?」とニコニコ。

「気持ちいいよ〜ありがとう!」爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑

 

 

休憩をはさんで、どんどん進む。

馬間を空けて、「いくよ」とちょっと合図するだけで、飛ぶような駆歩に。

ハンス、素晴らしい!

もう、アンタは羊追いハンスじゃないよ。ナーダムだって出れるよ〜!ハンス、大好き!

 

途中、ガナー車に追抜かれたので、思いっきりの笑顔で手を振りました。楽しいよ〜!(ガナーくんがビデオ撮ってくれてたので、後日映像見ると、皆んな満面の笑顔でした)てへぺろ

 

休憩挟んで2時間位走ったかな?

1000頭はいるかという羊の群れの中を進んで行くと、白い三角屋根のオボーに到着。

 

ガナー車が待っていました。

 

「アブもたくさん出て来たし、ここで、車に乗り代わりましょうか」

千夏ちゃんの提案に素直にうなずく私たち。

 

でも、本当は寂しかったなあ。

 

 

鞍が外され、馬たちの背中に異常が無いかをチェック。

うん、全頭問題ありません。よかった。

人間をずっと背中に乗せて、重かっただろうに、ありがとう。ありがとう。

 

無造作に転がった鞍を見て、ますます寂しくなる私。

そんな中、ジャナットさんとバータルさんがモンゴル相撲の組み手を披露してくれました。

明るくお別れしよう!ってことかな?

2人とも優しい!

 

私たちは、ガナー車に乗り、馬たちは、アギーとジャナットさんが引いて行くそうです。

すごいね、4頭も引いて数十キロの行程を帰ってくるんだから。

アギー、ジャナットさん気をつけて!

馬たちありがとう!ハンス!ありがとう!

 

また、ぜったいに会おうね!!

 

 

 

 

馬たちに別れを告げて、ガナー車に乗り込み、テレルジ国立公園の中を進んで行きます。

どんどん観光地になっていく。Wi-Fiも飛びました。

舗装道路も出てきました。

どんどん現代に近づいてきました。

タイムスリップして古の国に冒険に行って来たかのようです。

 

キャラバンの行程をざっとまとめてみました。

 

 

夢のような、モンゴル旅、これをもって終章です。

 

この先のお話や、モンゴル滞在中に気付いた事等、ちょいちょいアップしていくかもしれませんが、先ずはここまで。

 

時間がかかって申し訳ありませんでしたが、お付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

そろそろ、日々の乗馬徒然に戻る事にします。