10年前に急性心筋梗塞を発症。心筋の一部は壊死してしまうことを当時担当の医師に言われた記憶はありましたが、まさか心機能が常人の50%とは聞かされていなかったので結構なショックを受けました。

このまま、手術は受けられないかと思っていましたが、循環器医師(専門医)との問診や再度心機能の検査を受けた結果、リスクはありますが何とか手術はできると思われますとのこと。それまでラグビーをやったり、トレッキングをやったりと、結構運動は継続してきたのでまさかとは思いましたが、ようやく手術にこぎつけることができました。

手術日は5月21日。目標ができたことで気持ちの張りも生まれ、結構大変と言われた手術へ挑む気力も沸いてきました。

 

相変わらず体は元気なので暇を持て余す日々。この頃は再放送の『相棒』を見ることが楽しみになっていました。

 

手術日は刻々とせまり、それに連れ不安が圧し掛かかる。もし手術から目が覚めなかったら...即ち『死』、そんなことが頭に浮かぶようになり眠れない日々が続きました。

意外と気の小ささが露呈したときでした笑。

癌と聞いてからふわふわしてましたが、手術前日はかなりリアルを感じるようになりました。

ネットで十二指腸癌をキーワードに調べると、5年生存率70%とか、でも同じ手術を受けた人のブログで勇気を持ったりとか。感覚がより鋭敏になってきました。