2017年4月19日(入院2日目)

前日のうちに鼻から管を入れられ、胃の中のものを排出できるように処置をされました。

そして約40日続く絶飲絶食(飲水は3日後ぐらいから少しずつOKになった)の始まりでもありました。この鼻からのドレーン、最初は考えると気が狂いそうになるほど違和感があったものの数日経つと慣れ始め終盤にはこの管が無くなったらと思うと不安になるほどのものになり、何でも適応してくるもんだと思いました。

 

夕方に妻が来たので医師から呼ばれ、現在の状況説明を受けました。

覚えているのは医師の第一声、『私は状況を隠すことはしないので単刀直入に言いますが病名は十二指腸癌です』若干言葉は違っていたかもしれませんがこんなふうに言われたのを覚えています。状況としては十二指腸に内視鏡も通らないのでステージやら何やらは現段階ではわからずと伝えられました。この瞬間、妻の表情が強張り何も言葉を発せない状態でした。

医師からは質問があるかを促されました。もちろんいろいろ聞きたかったのですが『現段階では』と先に言われたので特にそれ以上は聞きませんでした。このあと、数日後にCTやMRI検査を受けてからある程度の状況はわかるとのことでしたので待つことにしました。

しかしながら、数日間は転移していないのか、あとどのくらい生きられるのかなど、正直、かなり弱ってました。

その後、5日後ぐらいに転移は無さそうという話を受け、まずは妻と少しだけほっとし、頑張ろうねと妻に言われたことがすごく嬉しかったのが思い出されます。。。