CRPS(複合性局所疼痛症候群)になり、
左腕がほぼ動かなくなって、
しゃーねー片腕でも生きていけるさ!
って割り切った矢先、
右脚が動き難くなり、
主治医が言うには、
最悪四肢全部動かなくなる可能性のある病気なんです。
けど命には問題ない。
そう告げる彼の青ざめた顔と、
安心させようと無理ににこやかに話そうとする、
引き攣った笑顔が、
まだ脳裏に焼き付いてる。。。
それからの俺は、
四肢全部動かなくなって、
自殺すら出来なくなる前の、
どのタイミングでどうやって死ぬかだけを、
考えていたんだ。
医者に見限られた俺にとって、
唯一の微かな希望は、
担当のPTさんが、
こんなの絶対治るわよ!って、
力強く言い続けてくれてる事だけだった。
けど、
可動角を増やすためのリハビリを、
2時間ぶっとうしで続けても、
10分足らずで元の木阿弥になっちまう、
現状では。
最後に、
angelaのライブが見たかった俺は、
岡山まで車で行くことにした。
左腕は動かなくとも、
右腕だけで運転出来る自信はあったし、
もし右脚の動きの所為で事故っても、
中途半端でなくちゃんと死ねたら、
本望だって想いで。
なんとか無事に辿り着けたライブで、
左腕不自由な俺は、
優しい女友達に囲まれて
5列目あたりのど真ん中に居た。
ステージからatsukoが、
そこハーレムでいいなーって、
語りかけてくれて、
あー彼女から見えてるんだ!
ライブの間だけでいいから、
俺の左腕ちゃんと動いてくれ!!
動いてくれたらすぐ死んでも構わない、
いや、
むしろ死なせてくれ!!!
(知らない人の為に、
ちょい解説。
angelaのライブは、
異常なぐらいみんなでやる振りが多い。)
その願いが通じたのか、
可動角が30度もなかった左腕が、
急に90度ぐらい動けるようになったんだ!
もう幸せで嬉しくて。
もう思い残す事はなく、
帰り道事故って死ぬのかな?って、
むしろ期待して運転してたんだが、
無事に帰宅。
次に病院行ったら、
大好きなPTさんに、
めーーーっちゃ良くなってるのんなんで?
って訊かれて、
岡山まで車でライブ行ってきた話をしたら、
無茶するねんからって頭小突かれて、
けど凄く喜んでくれやって♪♪♪
それからは、
1時間リハビリしたら、
数時間は動きが良くなる感じで。
2時間リハビリして10分で元の木阿弥って、
論理的に治るはずないやろ??
って地獄から抜け出せてからは、
頑張れば頑張った分だけ、
好転するって感じで。
主治医が、
なんで治ったんですか?って!
狐につままれたような表情、
まだ覚えてるわwww
半年後、
骨折箇所を固定したプレートを取り出す手術で、
入院した時、
懐かしいPTのセンセが、
いきなり青ざめた顔で、
病室に飛び込んできてくれて、
今度はどうしたの?って!!!
病室の中西一哉って名前見つけて、
心配してくれたみたい♪
ホンマ感謝しかない✨💕
画像は、
本文と無関係の、
PONの写真だよ♪笑
地獄の日々を思い出したから、
ちょい追記するけどさー、
灼熱痛が酷くて、
手が火で炙られてるって激痛が良く起こり、
あまりの痛さに、
自分の腕を鉈で切り落としたいって、
思った事もあった。
この病気は、
もし切り落としても、
もはや存在しない腕に痛みを感じるらしい。
リハビリ頑張れば頑張るほど、
悪魔が無力を嘲るかのような、
徒労感に打ちひしがれる病。
ほんまそんな感じやった。
angelaとKセンセのおかげで、
悪魔が俺から出て行くまでは!!!