トランプ氏、欧州・中東の紛争対応でハリス氏に大差=WSJ調査
【ワシントン】ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が米大統領選で激戦が予想される7州で実施した最新の世論調査によると、有権者はウクライナと中東の紛争への対応では共和党候補のドナルド・トランプ前大統領が民主党候補のカマラ・ハリス副大統領より優れていると考えていることが分かった。
どちらの候補者がロシアとウクライナの紛争にうまく対応できるかとの質問に、激戦州ではトランプ氏と答えた人が50%と、ハリス氏の39%をリードした。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦いについては、トランプ氏支持が48%、ハリス氏支持が33%と、さらに大きな差がついた。トランプ氏は、自身の大統領在任中は世界が比較的平和だったと主張。11月の大統領選に勝利すれば、どちらの紛争も速やかに解決できるとしているが、詳細は説明していない。
トランプ氏が両方の紛争への対応で大きくリードしたのは、無党派層による押し上げも影響したようだ。この層の半数近くが、ウクライナとロシアの戦争にはトランプ氏の方がうまく対応できるだろうと回答した。一方、ハリス氏と答えたのは約3分の1だった。イスラエルとハマスの戦いについては、トランプ氏が適任だと評価したのは無党派層の43%、ハリス氏としたのは26%。残りの無党派はどちらも選ばなかった。