プーチン大統領「西側諸国を攻撃する他国に兵器を提供する権利がある」 欧米を強くけん制 | プルサンの部屋(経済・世界情勢・株・通貨などを語るブログ)

プーチン大統領「西側諸国を攻撃する他国に兵器を提供する権利がある」 欧米を強くけん制

プーチン大統領は5日、欧米各国が、ウクライナに対し、自国供与の兵器によるロシアへの直接攻撃を一部容認したことを受け、報復として「西側諸国を攻撃する他国に兵器を提供する権利がある」と述べ、欧米を強くけん制しました。

プーチン大統領は5日に開幕した、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムにあわせて各国の通信社と会見しました。

ウクライナ情勢をめぐり欧米各国は自国が供与した兵器によってウクライナがロシア領土へ直接攻撃することを一部容認する方針に転換しています。

これに対しプーチン大統領は、欧米による戦争への直接的な関与を示していると非難した上で、ロシアも報復として、「西側諸国を攻撃する他国に兵器を提供する権利がある」と述べ、欧米を強くけん制しました。

その上で、「西側諸国はなぜかロシアが核を決して使わないと信じている」「主権と領土の保全が脅かされれば、あらゆる手段を使う可能性がある」とも述べ改めて核戦力にも言及し、威嚇しました。

また、日露関係についても言及し、中断している北方領土問題の解決を含む平和条約交渉について、「対話を継続できる条件が整っていない」と述べました。

その一方で、「再開を拒否するつもりもない」として、ロシアに制裁を続ける日本側の政策変更が必要だとの認識を示しました。

北方領土への訪問については、「控える理由はないが、現時点で計画はない」としています。