外国スパイ法可決 グルジア 2024/05/16 | プルサンの部屋(経済・世界情勢・株・通貨などを語るブログ)

外国スパイ法可決 グルジア

 

 


旧ソ連構成国グルジア議会は14日、外国から資金提供を受けるNGOなどを事実上「スパイ」組織と見なす法案を可決した。
法案を巡って本会議で乱闘が起きたほか、首都トビリシで抗議活動が大規模なデモに発展した。

俺の見解:
これは認知戦の一例です。
グルジアがウクライナの二の舞になるかどうかの瀬戸際ですね。
グルジアの外国エージェント法というのは、活動資金の二割以上を外国に依拠する団体及び個人を外国エージェントとして登録し、これらに対するグルジア政府の監督権を強化するというもので、これを成立させてグルジアの主権を守りたい与党と野党(左派リベラル派の西側の支援を受けてる政党)の攻防です。

今、どの国も立場を明確にしなくてはならない時期に来たのかもしれませんが、旧ソ連の構成国(グルジア、アルメニア、カザフスタン等)は特に揺れます。

この法案を可決せず、このまま外国エージェントを野放しにするとどうなるかと言うと、左派リベラル派の英米から資金提供を受ける左派団体・マスコミ・識者・芸能人・YouTuberなどが総出でグルジアを内部からステルス洗脳、ネオ植民地化して行きます。

今回グルジアで起きている野党デモ(外国エージェント法反対派)にも資金が流れていると思います。
採択されると左派リベラル派の西側の諜報機関にとって不利ですからね。

ロシアも東西冷戦崩壊直後の90年代にこうした外国エージェントが政界や実業界に相当食い込んでしまったので、今だ完全に排除し切れていません。
なので、プーチンは再び、ロシアから左派リベラル派の西欧の傀儡を追放するなど動いています。
自虐史観や反体制、国内芸能のハリウッド(サタニズム)化やLGBTプロパガンダがYouTubeやインスタ、Metaと言った西側のプラットフォームで活発に行われています。
俺の思惑通り、左派リベラル派の西欧のメインのターゲットはロシアの若年層です。

ロシア国内で反ロシア色が強いのは、やはり「エリツィン・センター」(外国エージェントではないけれども限りなくグレー)のあるエカテリンブルクやチェリャビンスクといったウラル地方です。
まあ、「カラマーゾフの兄弟」にあるように、ドストエフスキーの時代から、ロシア人なのに反ロシアという外国エージェントのような人たちはいましたから、根深い問題です。

もちろん、KGB出身であるプーチンは知らないはずがないし、激怒しています。
俺はプーチンを強く支持しています。