金正恩 妹の金与正 韓国を敵国、日本を友好国と声明 2024/01/10 | プルサンの部屋(経済・世界情勢・株・通貨などを語るブログ)

金正恩と妹の金与正二人の顔は横田めぐみの子供なので、横田めぐみの面影がみえる。
事実上、横田めぐみの息子と娘だ。
北朝鮮は事実上、韓国を敵国として認定し、日本は友好国だと北朝鮮政府文書に署名したようだ。
ドナルド・トランプ氏の2024年米大統領復帰に向けて北朝鮮の立場を発したと思います。



韓国前大統領を「英明」、能登地震に「お見舞い」…北朝鮮「“敵国”へ異例の礼節に隠された」狡猾真意

年が明け、北朝鮮がこれまでには考えられない礼節を込めた異例メッセージを“敵国”へ連発している。

まず驚かされたのが、1月2日に指導者・金正恩氏の妹・金与正(キム・ヨジョン)氏が発表した談話だ。
韓国の前大統領・文在寅(ムン・ジェイン)氏をこう評価したのだ。

「機転のきく英明な人物だった。対応しづらく、第二の文在寅が政権を担っていたら対応に苦慮しただろう」
一方で、尹錫悦(ユン・ソンニョル)現大統領に対してはこう皮肉っている。

「米国の原子力空母や戦略爆撃機を引き入れたため、我が国の優秀なる軍事力をいかんなく発揮することができる。(尹大統領は)我が国の軍事力の躍進に貢献した『特別な功労者』といえるだろう」

北朝鮮が苦手な「太陽」
与正氏のコメントを、どう読み解けば良いのだろう。『コリア・レポート』編集長の辺真一氏が解説する。

「北朝鮮の本音が隠されていると思います。文前大統領は南北首脳会談を実現させるなど、融和的な態度をとってきました。これは北朝鮮にとって非常にやりにくい。“敵国”とみなす韓国が友好姿勢であれば、強硬策に出られません。軍事力を発揮できないため国民から『弱腰』とみなされ、国家を揺るがしかねない事態になります。金ファミリーの独裁体制を崩壊させるには『太陽政策』が最適だとわかっていた文氏に対し、『英明な人物』という独特な表現を使ったのでしょう。

一方の尹大統領は日米韓で結束すべきとし、強硬的な態度をとっています。いわば『北風政策』です。これは北朝鮮にとってやりやすい。韓国が強気の姿勢なら、気がねなく核実験やミサイル発射ができますから。国民へ軍事力の強さを示すことができる。与正氏が尹大統領を『特別な功労者』と評しているのは、最大の皮肉だと思います」

さらに驚くべきメッセージが日本へ向かられた。

能登半島で起きた大地震に対し、1月5日に金正恩氏が岸田文雄首相宛てに次のような電報を送ったのだ。

「日本で不幸にも年初から地震により、多くの人命被害と物的な損失を受けたという知らせを受けた。遺族と被害者に深い同情とお見舞いの意を表する。一日も早く地震の被害から復旧し、安定した生活をとり戻すことを願う」

過去には阪神・淡路大震災(’95年1月)や東日本大震災(’11年3月)などで、北朝鮮の幹部が弔意を示したことはある。だが国家の最高指導者がお見舞いの電報を日本へ送るのは、過去に前例がないという。意図はどこにあるのだろう。前出の辺氏が語る。

「しかも岸田首相を『閣下』と尊称で呼んでいます。極めて異例です。これまで散々日本をこき下ろしてきたことを考えると、手のひら返しともとれます。金正恩氏の能登地震被害への『お見舞い』は、与正氏の韓国大統領への談話とセットで考えるべきでしょう。

日本へ対しては、最高指導者が首相を『閣下』と称し礼儀正しいメッセージを送った。北朝鮮と日本が友好的な関係を築き、なんらかの交渉に入る前触れともとれます。一方の韓国へは、格下の妹が大統領を皮肉りました。最大限の侮辱です。日米韓の結束を訴えてきた尹大統領にとって、3国の関係にクサビを打たれた思いでしょう。年明けの一連の異例メッセージの裏には、北朝鮮の狡猾な真意が隠されているんです」

年始早々、周辺国を揺さぶる発信を続ける北朝鮮。情報操作の巧みさは、年々精度を増しているようだ。