まるで巨大な赤ん坊・・・支那人が北欧で起こした「外交問題級わがまま」2018/09/29 | プルサンの部屋(経済・世界情勢・株・通貨などを語るブログ)

支那人は世界から段々嫌われ始めてきたようだ。

日本政府もここを必ず読め。

まるで巨大な赤ん坊…支那人が北欧で起こした「外交問題級わがまま」
 
支那の高速鉄道(新幹線)など、列車の予約はスマホのアプリで可能になるなど、昔と比べればはるかに楽になった。
だが、たとえ入手が楽になったとは言え、自分が予約した座席を勝手に占拠し、「ここは自分の席だ」と言ってもどかない、そんな乗客と出くわしたら、不愉快極まりないだろう。
こうしたトラブルが支那で立て続けに発生している。

「小皇帝」がそのまま大人に
8月には山東省済南から北京行きの列車に乗った男が「自分の座席だ」と説明する女性に対して頑として譲らず、席を替わるよう説明する乗務員にも「足が悪いので車椅子を持ってきて」などとごねる映像がネットで公開され、この男の身元がネット検索で暴露されるなどの騒ぎとなった。
男はその後、ネットで謝罪した。
さらに9月19日には湖南省から広東省深圳に向かう高速鉄道車内で、やはり他人が予約した窓側の席に座った女が、すぐ隣の通路側の席に移るのを拒否し、乗務員の説得にも「私は間違っていない!」反抗する様子がネットで公開された。
この女に対し、鉄道当局は200元の罰金と、180日間列車の切符の購入を禁止する処分を発表した。
この2人の男女はいずれも30代前半のいわゆる「八〇后」で、1人っ子政策により両親に甘やかされて育った「小皇帝」が、そのままわがままな大人となった「巨嬰」(巨大な赤ちゃん、giant infant)ではないかとの議論が起きた。
「巨嬰」という言葉を有名にしたのが、2016年に支那で出版された「巨嬰国」という書物だ。
「支那式)巨嬰」の特徴とその社会的な背景を分析したこの本でも、巨嬰の特徴として「ナルシスト」「極端にわがまま」「自己中心」「依存心が強い」などを挙げたが、支那社会を批判する内容だとして、直ちに発禁本となった(この本は台湾の知人から手に入れたので、いずれ機会を見て紹介したいと思っている。
この2人の乗客もまるで赤ん坊のように、他人の不利益など気にすることなく、駄々をこねればなんとかなるという心理状態だったのではないか。
そしてこうした「ゴネ得」の支那人がさらに海外旅行でも出現し、外交問題に発展した。
「墓場に連れて行かれた」と訴え
9月2日、曾という3人の支那人観光客がスウェーデンの首都、ストックホルムのホテルの従業員から暴言を受け、さらには警察によりホテルの外に追い出され、最後には墓場に連れて行かれ放置されたとネットで訴えた。
このニュースを15日に伝えた人民日報系の環球時報は、「予定よりも早くホテルに到着し、昼まで部屋には入れないと言われ、父母は健康がすぐれないためロビーのソファーで休ませてほしいと頼んだが、ホテル側は拒否、暴力的に追い出された」「警察は意識がもうろうとする両親を殴打し、無理やり車に乗せ、ストックホルムから数十キロ離れた荒野の墓地に置き去りにした」などと報じた。
曾一家はその日のうちにスウェーデンを離れ、同紙は「スウェーデン警察の老人に取った行動は、現代国家には想像できないものだ」と批判した。
これを受けて在スウェーデン支那大使館は「人権を標榜するスウェーデンが人権を軽視した」などと厳重な抗議を行い、ネットでも怒りが巻き起こった。
「ごろつき国家だ」「今度スウェーデン人を見たら殴ってやる」「スウェーデンは国が分裂し、民族が絶滅すればよい。ガス室に送ってやる」このようなひどいコメントがネットで登場した。
これに対しスウェーデンの現地メディアは、「3人が予約を間違えて前日の深夜に到着、客室は満員で翌日の昼でないとチェックインできないと説明したことでトラブルになった」「支那の観光客は体の調子が悪いからロビーのソファーで寝かせてくれと要求、ホテル側が拒否し、ホテルを出るよう求め、3人と言い争いになり、警察に通報した」などと報道、警察の対応も事態を沈静化させるもので、暴行などはなく問題はなかったと指摘した。
さらに事件当時の動画を公開、警察が老人らを注意深くホテルの外に運び、老人が路上で泣きわめき、曾は女性警官とぶつかってもいないのに自分から路上に倒れ、警察が殴ってもいないのに「警察が我々を殺そうとしている」と英語で叫ぶ様子などが支那にも伝わった。
 
さらに3人が連行されたという墓地は、実際にはストックホルムの中心部から6キロほどの地下鉄駅近くで荒野ではなく、ホームレスなどが夜を明かすことができる教会であり、墓地はすぐ脇にあったが、世界遺産にも指定された有名な観光地だったことも判明した。

事実が判明、世論が逆転
こうした動画や真実が明るみに出たことで、支那の世論の風向きは一転した。
「この動画を見て、誰も彼らに同情しなくなった」「曾は警察がぶつかってもいないのに自分から倒れ、大声で泣き叫んだ。これは『碰瓷』ではないか?」
「碰瓷」とは「当たり屋」、つまり故意に人や車にぶつかり,身体や物を壊した代償を請求する犯罪行為のことだ。
「碰瓷」とは「陶磁器にぶつかる」の意味で、もともとは清朝時代、安物の陶磁器を手に持ち、わざと通行人とぶつかって破損させ、高級品だったとして金を要求したことから生まれた言葉だという。
支那の地方都市などでは、車に向かってわざとぶつかり、賠償を請求する違法行為が頻発しているという。
微信にはこの事件に関する非常に多くの文章が掲載されたが、このうちの1つは、スウェーデンに住む支那人の次のような話を伝えている。
「(1)このホテルは午後3時がチェックインなのに、曾一家は深夜に到着し、ホテル側が満室だと言ったことに不満を持ち、騒いだ」
「(2)曾はロビーで休ませてほしいと言ったが、このホテルは若者向けの宿でスペースがないため断ったが曾は言うことを聞かず、ホテルは警察に通報した」
「(3)警察にも従わず、大声で叫び、近所の住民にも影響を与えたので、警察はやむなく彼らを連れ去った」
そして「曾は自らの行いに問題があるのに、事実を誇張し、メディアをミスリードし、外交部門に厳しい対応を取らせた結果、支那人のメンツをつぶし、支那の観光客がますます歓迎されなくなった」
別の支那人もラジオ・フリー・アジア(RFA)に「現地の大部分の支那人は恥ずかしい思いをしている」「本当に恥ずかしい。支那人はどうしてみんなこうなのだろう。こんな卑劣な振る舞いをするなんて、海外で暮らす支那人はこれからどうやって暮らしたらいいのか?」という現地の支那人の発言を紹介。
さらにスウェーデンに30年暮らし、法律関係の翻訳をしているという女性の次のような意見を伝えている。
「スウェーデンのあらゆる商業施設は民間企業であり、経営者は顧客に立ち去るよう求める権利がある。
若者向けホテルでも、レストランでも、もしあなたが立ち去る理由があるのにそれを拒んだら、経営者の権益を侵害したことになる。なぜならそこはその人の所有地だからで、警察に処理を任せることになる」
支那のホテルでは確かに、宿泊客でもない一般人が夏場などロビーで涼んでいる姿を見かける。
同じような発想で一晩明かそうとしたのかもしれないが、異国に自分たちのやり方を持ち込もうとしたことに問題があった。

「スウェーデンだからよかったが・・・」
また微信に掲載された文章では、「海外に行ったら現地の規則やマナーに従うべきで、自分の側にルール違反があるのに、反省もせず、『支那人を侮辱した』などと騒ぎ、泣きわめくのは、まさに巨嬰症であり、国に恥を持ち帰るものだ。
今回曾一家は運が良かった。
北欧国家だったから『心が傷つけられた』程度ですんだが、
もしビザが免除される『冒険の旅』の国(アフリカなど)や『戦闘的民族』のロシアだったら、本当に墓場送りになっていたかもしれない」という辛辣な批評もあった。
米メディアによると、スウェーデンの検察当局は事件が報じられる以前の7日、警察官の行動に問題はなかったとして事件に対する調査を終了したと発表。
「顧客が秩序を乱す行為をしたことへの通常の対応だ」と現地紙にコメントしたという。
「当たり屋と泣きわめき、相次ぐ嘘! 支那人のメンツは彼らによってスウェーデンで台無しになった!」という文章は「曾一家は支那国内の資質の低さを集大成した」として高速鉄道の事件を引用しながら、次のように厳しく指摘している。
「第1に、自分は弱者だから理があるともっともらしい主張をして、他人の利益を犠牲にした。こうした人は、自分が金を出せば解決するコストを、常に他人に転嫁しようとする」
「第2に、一旦ルールが自分に不利になるや、すぐに駄々をこねて大声で騒ぎ、当たり屋をやって金品をゆすろうとする。高速鉄道で他人の席を占拠した男も、発車の時刻なのに夫がまだ来ないとドアにしがみついて発車を遅らせた女教師(今年1月に安徽省で起きた事件)たちもそうで、騒げば得をすると考えている」
「第3に、民衆の愛国の感情を利用し、いざこざを起こす。1人の支那人が海外で劣悪な印象を与えれば、他の多くの支那人がその埋め合わせをさせられる。普通の人々の愛国の思いを台無しにし、同胞の国際的なイメージを深刻に傷つけた」
あおったメディアにも厳しい批判。
今回の事件ではさらに、曾一家の言い分だけで事件を一方的に報じ、前述したような読者の憤激を買ったとして、環球時報への批判も強まった。
「本来はルールを守らない客の個人的な問題だったのに、国と国の問題へと騒ぎを大きくした」
「事実に基づかない主観的な報道で、ポピュリズムをあおった」
「支那にこのようなメディアがあることは支那にとって災難」
――ネットではこのような批判があったという。
支那青年報のコラムニスト、曹林も事件が報じられた直後の16日、「憎しみ扇動するのは効果がない」との文章を発表。
「ニュース業界のプロとしての自分の信条は、感情が激烈な情報源ほど、疑ってかかるべきだということだ」と述べ、この報道には次のような問題があると指摘した。
曹は以前東京や北京で会って話をしたことがあるが、環球時報をたびたび批判するなど、政府系メディアの中では理性的なジャーナリストだ。
「(1)情報源が単一で、一方的な言い分であり、スウェーデンのホテルや警察の見解による裏付けも反証もなく、現地の報道も引用していない。(2)常識に合わない。自分は全く無実で、相手が悪魔のように言う二項対立的な叙述には警戒すべきだ。一体どのような原因があり、どのような誤解があったのか、なぜ警察がこれほど道理に合わないことをしたのか、重要な事実が隠されているのではないか。(3)あまりにも感情的で、事実が少ない、怒りに任せて訴えたようで、客観的な叙述がない」
そして、環球時報の報道に対しても、「当事者の側に立って報道するのは、正常なことだが、プロとしての精神がなければならず、ニュースを『ネットの書き込み』のレベルにしてはならない。
メディアの役割とは事件全体の真相を伝え、調査を尽くした客観的事実によって世論の圧力を形成し、問題を解決することであって、義憤にかられて権利擁護をすることではない、それは弁護士がやることだ。メディアの社会的な役割は客観的報道により事実の非対称性(一方的であること)をなくし、大衆に十分な情報を提供し、理知的な判断をできるよう手助けすることだ」などと指摘した。
そしてこのグローバルなネット時代に、一方的な情報で世論の感情をあおるやり方はもはや効果がなく、真相が明らかになった時に世論をあおったメディアは非常に苦しい立場に陥るのだ、としている。
曹のこのような指摘は、西側のジャーナリズムにも通じる考え方で、全く正しいと思う。
微信に掲載された文章によればその後、曾が一部の事実を隠していたと認めた。
具体的には当初ホテル側は曾一家に協力的で、ホテルのロビーで休憩することに同意し、BGMの音量を下げるなどしたが、曾がホテルの外にいた支那人留学生を自称する若い女性を連れてきて、彼女も一緒に休ませてほしいと言ったところホテル側が拒否、トラブルに発展したことが明らかになった。
さらにこの女性は曾の妻で、曾はもともと4人で旅行したのだが、ホテル側には3人で宿泊するとごまかし、後から妻をこっそり部屋に入れようとしたが、ホテル側に見破られたことでトラブルになったという。
また曾は支那企業のナイジェリア現地法人の責任者だといった情報も流れているが、確認はできていない。
 
支那政府もトーンダウン
事件を受け、支那の外交部門は14日、スウェーデンに対し「驚きと怒りを覚える」「スウェーデン警察による、支那国民の生命と基本的人権を侵害する行為を厳しく非難する」「スウェーデンに対し、当事者である支那国民が求めている処罰、謝罪、賠償などの要求に応じるよう求める」と非常に厳しい口調で申し入れた。
ところがスウェーデン側の報道により事実が明らかになった17日には「大使館と外務省はスウェーデン側に申し入れ、事件を調査し、当事者の合理的な要求に答えるよう求めた」と急激にトーンダウンした。
海外メディアは、スウェーデン国籍で支那政府を批判する書籍を販売していた香港の書店関係者、桂民海氏が支那当局に拘束されたことで、スウェーデン政府が支那を人権侵害と批判していることや支那政府が「チベット独立勢力」とみなすチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世がこのほどスウェーデンを訪問したことへ不快感を強めていたことが背景にあったとみている。
いい加減なニュースに便乗して批判をしたため、引っ込みがつかなくなった形だ。
支那国際放送(北京放送)の日本語サイトには「支那人観光客を荒々しく排除 スウェーデン警察の人権意識は何処に」という日本語の評論が掲載されているが、事実関係が分かった今は取り下げたほうがいいと思う。
 
巨嬰心理から脱却を
高速鉄道の座席居座り事件とスウェーデンでの事件、これらに共通するのは、社会のルールを自分の都合のいいように解釈し、「ゴネればなんとかなる」「わめけば得をする」というまさに「巨嬰」の心理なのだろう。
微信の評論では次のような指摘もあった。
「高速鉄道での相次ぐ乗客トラブルは個人の資質の問題ではなく、スウェーデンの警察のような現場で法律を執行する人がいなかったことが理由だ。ごろつきや無頼が横行する時、それは個人の資質の問題ではなく、社会のルールや法律が彼らにとって形だけのものになっているのだ。もし居座った男女の前に、体格ががっしりしたスウェーデンの警察が現れ、規則を守らなければそれ相応の措置を取ると言ったら、彼らは作り笑いをして自分たちの席に戻っただろう」
「巨嬰症」への最大の対策は、きちんとしたルールを示し、ゴネ得は効かないということを分からせ、ルールを強制的に守らせることだという指摘は、こうした問題が頻発する中では確かにその通りなのかもしれない。
支那の鉄道当局がとった罰金や180日間の乗車禁止などの処分も、今後同様の事件の再発を防ぐために適切だと考える。
ネットでは、「高速鉄道に居座った2人が結婚して、スウェーデンに旅行するのが、ネット市民の最大の願い」といったきついジョークが流れたが、日本の新幹線やホテルではこのようなトラブルを起こしてほしくないものだ。
一度は沈静化するようにみえた今回のスウェーデンでの問題だが、同国のテレビ番組が事件を受け、『支那の観光客を歓迎しますが、路上で排泄をしないでください』と揶揄する内容を放送したことで、再びメディアや外交当局が猛烈に抗議するなど、しばらく余波が続きそうだ。
こうしたトラブルへどのような対応を取るべきか、支那人観光客が激増する日本の業界にも1つの警鐘となったと言えるだろう。