語録96
Jは言った。「神の聖なる支配はある女性のようだ。彼女はわずかなパン種をこね粉に隠し、大きなパンを作った。ここにいて聞く耳をもつ者は誰でもよく聞くがよい!」
J said, “God's Divine Rule is like a woman. She took a little leaven, hid it in dough, and made it into large loaves of bread. Anyone here with two ears had better listen!”
この言葉は、天国の豊かさ、神の法則についての非常にはっきりした表現であり、明らかに同じ概念を表すたとえであるパンと魚の「奇跡」のような物語を予示している。つまり、霊の食物 (nourishment)とは、私たちがまさにそれを受け取ることによって常に増えるのであり、それゆえ決定的に、いわゆるこの世の食物とは異なっている。 それは、私たちが分かち合う時には、必然的により少ないものが残される(そして誰かは奪われる)のである。別の言葉で言えば、自我の不足の世界は、勝ち負けの定理であり、反対に、霊の豊かさの世界は、真にお互いが勝つ定理である。
(野口博和訳)