語録87 | パーサによるトマスの福音書

パーサによるトマスの福音書

Closing the Circle: Pursah's Gospel of Thomas and a Course in Miracles

「神の使者」、「不死というあなたの現実」で再生された、トマスの福音書について書かれた「Closing the Circle」の和訳です。

野口博和さんから以前頂いてた、和訳をアップしています。

 語録87

Jは言った。
「身体に頼る身体はなんと惨めなことか。そしてその二つに頼る魂はなんと惨めなことか」

J said, “How miserable is the body that depends on a body, and how miserable is the soul that depends on these two.”


この言葉は、特別な関係対「聖なる関係」、そして意思の疎通(communication)についてのイエスの教えの、最初のかたちのように見える。つまり、身体は意思の疎通をすることができないのである。
誰もが知るように、幸せや充足感の約束を伴う、エゴが抱くすべての巧妙な錯覚にも関わらず、物理的な親密さは、決して幸福を保証しない。幻滅と抑鬱は、その避けがたい結果である。

真の結び付き(joining)は、兄弟の中にキリストの顔を見ることを通してイエスと結び付くことであり、それは身体に頼ることとは全く関係がない。その光の中で見られるならば、身体同士が引きつけられること(attraction)は、まったくエゴの慰み(distraction)である。
 ためになるコースの引用は:
心だけが意志の疎通をする。意志の疎通をしようとする衝動は、創造する衝動でもあるため、エゴはそれを消すことができない。だから、エゴができるのは、ただあなたに、身体は意思の疎通をすることも創造することもできる、したがって心など必要ないと教えることだけである。

Only minds communicate. Since the ego cannot obliterate the impulse to communicate because it is also the impulse to create, it can only teach you that the body can both communicate and create, and therefore does not need the mind.
(T-7.Ⅴ.2.1:2)

(野口博和訳)