宇宙メソッド伝道師

 

いけだあさみ

 

です

 

生きるためには

最低限の衣食住

そしてお金が必要不可欠

 

引き込まれるように

大人の世界に足を踏み入れた私

 

私が入店したお店は

地元ではそれなりの怖いお店だったようで

とんでもないところに入ってしまったもんだと

事の重大さに気がついたのは

ずっとずっと先の話

 

店長さんが

品定めでもするかのように

私を見る

 

本当にこんな子供を雇うのか?

というような顔で

上の決定に不服な雰囲気を醸し出し

何もかも見抜かれるかのような鋭い目

 

でも

お店のスタッフや客引きのおじさん達は

とても優しかった

 

 

その日から寮の準備が整うまでの間

店長さんのマンションにお世話になることとなりました

 

当時50歳近い店長さんとの二人暮らし

 

好きでもない他人の男女が

同じ空間で生活するということ

 

何も知らない小娘は

安堵の思いでマンションへ送られる

 

優しい顔をした大人の

闇深き世界へと引き込まれてゆく

 

子供ながらにも

利用できるものは利用した

 

高い身長に長い手足

そして

女であるということ

 

どんなに子供でも

私は女だった

 

揺るぎない最大の武器を手に

あの日の私は

確かに生きていた

 

今にも壊れそうな

履き潰したサンダルで

翻弄されつつも

着実に前へ前へと