宇宙メソッド伝道師

 

いけだあさみ

 

です

 

彼の元に残り

もう楽しいhappyのみしかない

 

そんな浮かれたような日々を過ごし

彼との時間をめいいっぱい楽しむ私を尻目に

 

彼は少しづつ

変化していきました

 

リアルな現実が

彼を日々追い込めていました

 

17歳の学生が突然

16歳の彼女を養わなければならない

 

バイクで定時制の高校へ通う彼

日中は私を食わせるためにバイトへ明け暮れ

仲の良かった友人とは

私がいる事で遊ぶこともできず

 

それでもいいんだ

という彼の顔はだんだん曇って見えるようになりました

 

帰宅しても

彼は疲れて果て早く眠る

 

一人アパートの暗い部屋で

疲れ寝ている彼の隣に寄り添い

深夜番組をボーっと流し見る日々に

二人の心は一歩ずつ後退していきました

 

そんな時

 

彼の両親に私のことがバレて

彼のアパートにいることが難しい状況となり

私は山の中の旅館へ住み込みで働く事になりました

 

あっさり

衣食住を見つけた私でしたが

彼と離れて暮らす時間はとても寂しいもので

一人住み込みの寮で過ごす日々は

それは耐えがたい孤独との戦いでした

 

彼が大好きでこの街にきたというのに

彼と会えないなんて・・・

 

時々会いにきてくれた彼でしたが

帰るときはもう寂しくて耐えられませんでした

 

そうして旅館は逃げるように辞める事になります

 

 

彼の住む街で

彼の側で

働けて寮もある勤め先

 

私はスナック街の求人を求め

夜の街を一人繰り出していました

 

そんな時

 

『君は何歳なの?』

 

スキンヘッドのおじさんが

もの珍しそうに私に声をかけてきました

 

『16歳です』

 

素直にそう話した私にそのおじさんは

何かあったら連絡しなさい

と携帯番号の書いた紙切れを私にくれたのでした

 

その時は

あ、はい

というような軽い気持ちで受け取り

後日またそのおじさんに会い

気がついたら

お友達のように話する仲となっていました

 

故郷を捨て

身内もおらず信頼おける人も彼のみで

腹を割って話する友人もいなければ

そうやって楽しく話してくれるそのおじさんに

少しづつ心を開いていきました

 

そして

 

おじさんからスカウトされ

夜の世界

大人の世界へと足を踏み入れる事になります

 

早く大人になりたかった

早く自立して自由になりたかった

 

そんな世界に憧れる私に用意された

大人の世界

 

少しアダルトで

16歳の私には危険な香り漂う大人すぎた世界

 

思っていた憧れとは違う大人という生き物

 

疲れ果て

未来への希望を失い

酒に逃げるたくさんの大人をこの目に

刻み込む

 

それは

私にいろいろな意味で

現実というものを教えてくれた世界

 

綺麗で華やかな世界ばかりが大人ではない

 

スマートでカッコ良くて

自由にバイタリティ溢れ

イキイキと生きる

それが大人だと思っていた私には

刺激的でもあり

究極の教科書でもあった世界

 

子供だった私が

もう子供ではいられなくなった瞬間

 

彼のもとに残ると宣言したあの時から

すでに子供ではいられなかったのかもしれない

 

強制的に子供でいる事を選択しなかった私

 

ここから起きた出来事に

良いも悪いもない

 

私が選択した

魂の磨き方

 

それが私の生き方

人生の選択の仕方

 

たったそれだけの事

 

 

 

 

お読み頂きありがとうございます

またブログを更新させてください

 

宇宙メソッド伝道師

 

いけだあさみ