「難思の弘誓は、難度海を度する大船
無碍の光明は、無明の闇を破する恵日なり」(親鸞聖人)
親鸞聖人は、人生を海に譬えて、「難度海」といわれています。
「難度海」とは、苦しみの波が絶えない海、ということです。
人生は、次から次へと苦しみがやってきます。
受験を突破したかと思えば、恋愛の苦しみ、就職活動、ようやく就職できてヤレヤレと思う間もなく、仕事で追われる毎日。
一つの苦しみを乗り越えたか、と思うと、また別の苦しみがやってきます。
このように、苦しみの波が次から次へとやってくる海のようなものが、人生です。
「越えなばと 思いし峰に 来てみれば
なお行く先は 山路なりけり」
こんな難度海の人生を、明るく楽しく渡す大きな船があると、親鸞聖人は、教えられました。