「生きる目的」知っていますか?と尋ねると、大抵の人は、「生きる目的は、人ぞれぞれ違うものだよ」と答える人がほとんだと思います。
「生きる目的」は、有名な大学に行く、いい会社に就職する、結婚する、出世する、趣味などを、生きる目的・人生の目的と考えているのではないでしょうか。
しかし、それらは、〝とりあえず今はこれを目指す″という、人生の通過駅であり、「目標」と呼ばれるものであって、「人生の目的」といわるべきものではない、と仏教では教えられています。
「まずは受験突破」「つぎは就職」「そろそろ家」と、変化する「生きる目標」と、「生まれてきたのは、これ一つ」という「人生の目的」とは違います。
「生きる目標」は、一つ達成したら、次は、これを、と変化していきます。
それに対して、「人生の目的」は、人間に生まれたきたのは、このためだ。これ一つ達成するために、人間に生まれたきたんだー、といえるものです。
「生きる目標」と「人生の目的」の違いを、これから、少しずつ明らかにしていきたいと思います。