夫は子供のころから病気知らず、癌発覚の直前までずっと定期的にジムに通い、ゴルフにも月に数回は出かけていた。健康には自信を持っていた。


そういう人こそ小さな異変に目を背ける、あるいは軽い方に考えてしまうのではないだろうか。夫の場合、黄疸を私が指摘した事が発覚のきっかけとなったが、本当にそれ以前に、胃のシクシク以外全く何も兆候はなかったのか、と後から聞いてみた。


すると、「実は便が白っぽくなったんだけど、ネットで調べてみたらウイルス性胃腸炎て出て来たんだよね」。ええ!何だと!私の方でも検索したら、それよりも胆管がんとか膵臓ガンの方が先に出てきたんですけど、、、私なら絶対、胆管がんとかの可能性が出た時点ですぐに医者に飛び込むのにな。


内科先生との面談でも、先生は良い事だけでなくリスクも合わせて説明するんだけど、彼の記憶に残るのは良い方だけ。

発病した後なら、それで仕方ない、患者は希望を持って前だけ見てれば良いと思う。リスク情報は私がちゃんと拾っておくから。 でも、白い便が出た時、すぐに医者にかかっていれば何か違ったかも、とも思ってしまう。仮に癌自体は助からなかったとしても、胆汁バッグはぶら下げなくても済んだのではないか。


1日のうち23時間寝ているような状態になって、緩和ケアに入ると自ら決心した時点でも、自分の感覚では後3ヶ月くらい、と言っていた。実際にはそれから10日あまりしかもたなかった。


鍛えて健康にあるからといって、小さな異変を無視してはダメ。自信のある人ほど気をつけましょう。