葬儀の準備も大分目処が立ってきた。思った以上に参列頂ける方が多そうで、人数に驚いている。既に退職しているというのに、会社の方々のサポートも厚いし、学生時代の友人もたくさん来てくれそうだ。最後に翻意させて本当に良かった。


墓は、5月に私が下見したお寺墓地を、夫も大層気に入り一発で決定。デザインも2人で一緒に決めて夏には完成した。墓関係は本人がスケジュールをかなり気にしていたので、多分先行きについて何か思うところがあったのだろう。墓の購入は、墓地を所有するお寺での葬儀が条件なので、事前にご住職と面談も出来た、戒名頂くのにこれは良かった。葬儀社も寺と提携しているところがあり、自動的にこの時点で決まったようなものだった。臨終後には結構慌ただしく病院から出るのでこの辺の事が予め決まっていると役立つ。


内科先生が夫の余命を明確に伝えてきた事は、緩和ケアに移行となるまで全くなかった。それだって最長で年内とか、相当な幅があった。よく、アメブロやらネットの医療相談サイトで、「余命Xと診断された」といった書込みを目にしたので、そういうのがあるのかと思っていたのに何の示唆もない。あったとすれば、「腹膜播種が起きてから一年を乗り越えられるかが一つの壁」というのを5月のバイパス手術の時に聞いただけで、しかもその播種がいつ起きたのかは誰も知り得ない。


大まかな示唆でもあれば、私の仕事調整とかしやすいのにな、介護ベッドを導入する時期も判断しやすいのにな、あわよくば旅行とかも計画できるのに、と常々思って、だから皆様のブログを参考に将来の展開を読もうとしていた。将来に起き得る事象を知るのに大変参考になった。でもそのスピードは個人差があり過ぎるから、タイミングはやはり予測できない。


なので、余命は予測できないんだと思った。夫の場合は門脈血栓が発生してから雪崩の如く急速に悪化した。そこまで状態が悪くない時期であっても、抗がん剤治療をしていたら副作用で毎日毎日コンディションが変わる。計画的な旅はおろか、明日映画を観に行けるかも事前に決められない。


とにかく早いうちにやりたい事をどんどんやって、あとは状況に応じて対応するしかないのだと思う。