もう書くことはないと思ったけど、追加で書き留めておきたい事ができた。
夫は緩和ケア病棟に移ってから6日目に息を引き取った。夫が望んだのは、緩和ケア病棟で私と二人で過ごし、苦しまずに静かに逝く、という事だった。
私はご飯を食べる時とシャワーや洗濯に行くとき以外はずっと同じ部屋で見守って、少しずつ自分に出来るサポートも増やしながら、この約束を果たした!最後まで一緒にいられた!
亡くなる前日には、看護師さんと一緒に夫のシャンプーもしてあげた! もう外に出ることはないと思っていたが、最高の秋晴れの中、10分程度だけどベッドに乗せたまま展望デッキに出て日光浴させてあげられた。
苦痛については、医療麻薬の皮下注射をボタンワンプッシュで行えるので、多分、かなりの部分は感じずに済んだのではないかと思う。ゼロではないにしても。
最期の瞬間に立ち会えるというのは、実は難しいと今回実感した。私のようにずっと張り付いている人間がいても、息子をタイミングよく来させるのは難儀した。結果的には間に合ったけど。
働いていれば、危篤の知らせが来て駆けつけるのを、何日も繰り返すのは限度がある。看護師さんには、息を引き取る瞬間は神のみぞ知るだから、きちんと家族で話してどうするか決めておくべきとアドバイス受けた。
特に、親を亡くしてしまうには早すぎる年齢の子供の場合、その場に居合わせられない事がトラウマになる事があるので、例えば、間に合わなくても外せない仕事ならば、そっちを全力で頑張る方がお父さんに喜んで貰えるとか、逆に、後悔残さぬよう年休全部使っても一緒に看取るとか、子供自身が納得する方法を事前に話し合った方が良いと。正直、自分のやるべき事に一杯一杯で、トラウマになるとは考えが及んでなかった。取り敢えず、息子も間に合って良かった。