9/30 予定通り10時に病棟へお迎えにいく。これまでは一刻も早く来て欲しいくらいの感じだったのに、今日はゆっくりで良いからね、とのLINEメッセージ。なんか違う。
病棟に到着し、ピンポン鳴らして出てくるのを待つ。やたら遅い。漸く現れた夫は、車椅子に乗せられ全然歩けそうに見えない。看護師さんから引き取って、最初の言葉が「大丈夫かな、こんなんで帰って本当に大丈夫かなぁ」。頭の中、大混乱。望んでたのではないのか。でも退院してしまったんだから取り敢えずは帰るしかない。
車椅子を押しながら入院荷物の詰まったキャリーバッグを引き、四苦八苦して夫を車に乗せていざ出発。 こんな状態なら医療タクシー手配するのに、もう少し教えてくれても良いじゃん、と先生の説明が足りないことをちょっと恨んだ。
いつも乗る高速の入り口が閉鎖されていた。仕方ないので下道を進む。知らない道なのでナビを設定し、指示されるままに運転してたら、いきなり見覚えのあるビルが目の前に出てきた。
私が夫と知り合った、30年以上前に互いに所属していた会社の本社ビル。夫は、車に乗るなり意識を失うような勢いで寝てしまったけど、声をかけたら視線をむけて、あ、本当だねー、と認識できたようだ。これは何かの導きなのか。
渋滞もなく、しばらくして家に到着。ここからが試練だ。なんと言ってもウチは三階建の一軒家。エレベーターはない。一階にトイレなどの生活機能はないから、少なくとも2階に上がって貰わねばならない。
続く