実は夫は自分が膵臓癌になった事を、家族親族以外、誰にも打ち明けていない。今に至るまで秘密。ゴルフ仲間や仕事の同僚後輩、学生時代の友人、誰も知らない。


夫は膵臓癌になるまで、大きな病気は何もなく、黄疸出るまで週に2回はジムでハードワーク、何やかんやずっとスポーツをやってきた。夫は高校生の時に父親を胃がんで亡くし、祖父も確か癌。ガン家系なので人間ドックも脳ドックも欠かさず、定期的に医者にも診てもらっていた。


なのに、である。絶対に人知れず手術、カムバックして、その時にサラッと打ち明けようと思っていたようだ。それに、人に気を遣われたり迷惑をかけるのがとても嫌な人で、自分ごとの深刻な話で、場に独特の空気感が流れるのが耐えられないみたい。


ま、本当のところは良くわからない。けど、本人が言わない以上、私から回り回って伝わるのは避けなくてはならない。特に仕事関係は繋がってるところがあるから、注意しなきゃならない。なので、この時点では本当に一部の友人を除き、私がどんな状況にあるか、ほとんど誰も知らない。


そんな中、何回も緊急入院して、抗がん剤も予定通り出来てないし、ご飯を全然食べれなくて衰弱するし、今後どんな展開が待ち受けていて何を準備して良いかも分からないし、一気に不安になり、病院のがん相談支援センターに文字通り駆け込んだ。5/1に夫が緊急入院で拉致された直後に。話し始めたら涙が止まらない。カウンセリングにあたってくれた看護師が当惑するのがわかるほど涙腺崩壊。


でも、どうやら焦って介護ベッドやら何やら手配したりしなくても良さそうで、今後も色々と指導して下さるという事がわかり、ひとまずは落ち着いた。


相談した事実は病棟にも報告されるらしい。それでこの後ちょっとした変化が起きる。