胆管の詰まりの原因が、単なる炎症ではなく悪性腫瘍の可能性が高いと判断され、夫は一度入院中の病院から一晩退院して、PET画像を撮りに別の病院に行かされる。この時私もまだ海外で、折角のチャンスに会えず仕舞いで、また元の病院に戻った。
夫は元々高血圧高コレストロールで、四半期に一度は薬を貰いに行っていた。9月には、お酒を控えているのにガンマGTPが高いとエコーをやっていたのにその時には腫瘍の疑いは一切指摘されなかった。
その病院で漸く主治医の説明に呼ばれたのが入院してから2週間近く。久しぶりに再会できた夫は、点滴が繋がっていて、お腹から胆汁を外に出すバッグをぶら下げていた!何だその黒い液体は〜、とびっくりしたけど、それ以外は多少痩せていたものの以前と大きく変わってなかった。
まずは内科の医師、次に外科医の説明が別々にあった。内科医は癌は間違いないが、胆管がんの可能性もあるが、膵臓癌の可能性も捨てきれないという。PET検査の結果転移は認められず、ステージは2または3、その間くらい。外科医は胆管がんが濃く疑われる、万が一膵臓癌であったとしても手術の術式は同じ膵頭十二指腸切除術(もちろん化学療法の違いとかの説明もされた上で)と、何となく2人医師の間で温度差を感じた。
膵頭十二指腸切除術の説明も受けた。まず頭に浮かんだ言葉は、これは複雑で難しい大手術だぞ!直接当事者の夫はズバッと聞きにくそうだったので、私から外科医の先生にその手術の実績がどれくらいあるのか、聞いてみたら40症例くらいという。言われてもどう判断して良いか分からなかった。でも、全くの素人で知識のない我々は、癌と聞けばいち早く手術して切り取らなきゃと思ってしまう。外科医は全身状態が整っている事が条件だが、手術日程を提示してくれた。忘れもしない1/18。とても丁寧に説明して下さるし、早く手術しなきゃと気持ちははやるし、夫も私もバッチリ同じ意見で、是非その日に手術をお願いしますと、頭を下げた。