27年振りと38年振り
さて、今年はなぜか〇年振りの出来事が多いのです。
こないだストーンズが18年振りのオリジナルアルバムを出して云々を記事にしましたが、
それから11月2日にはビートルズの「最後の新曲」がリリースされ、11月3日にはYouTubeの公式チャンネルにて音源公開さらにはPVも公開され、ワイ的には大いに盛り上がる一方で「でもこれってビートルズの”新曲”と言えるんか?」的なことを記事にして、
それでもワイは音源を聴き、PVを見て感動したのです。
いや感動というか、これで青春も終わりかなと呟いて裸電球をつけたけどまた消したりして、いろんな感情が綯交ぜになってしみじみとしたわけです。
というわけでビートルズの27年振りの新曲「ナウ・アンド・ゼン」、もうすでに数十回聴いたので感想でも書こうと思ったけど、どうせワイよりも桁違いに詳しいビートルマニアとか音楽マニアが詳しく語られていると思うのでそいつらに丸投げ。
27年前、あなたは何をしてましたか?
生まれてない?
あ、そう。
ま、気になったのが元デモにあった
♪I Don't Want To Lose You~♪
のBメロの部分がばっさりカットされており、当然ながらマニアやファンはこれについていろいろと憶測推測しております。
いろいろあちこちのサイトを見ているとどうやら
・その部分の音が悪すぎてデミックスでもクリアに再現できなかった
・歌詞の中に登場する”abuse”(「虐待する」とかの意味)がコンプラ的に引っかかった
・転調してやや複雑な構成になるのを敢えて避けた
などが有力なようですが真実は風の中。
なお上記の過去記事でワイは
CDでのリリースはない
などと書いてますがどうやらCDシングルもリリースされるようです。
そしてB面は「ラヴ・ミー・ドゥ」、そうビートルズのデビュー曲です。
つまりは最後の新曲とデビュー曲をカップリングすることによって循環というか円環というかそういう効果を狙っているのでしょうかね。
オーディションに受かっているといいんだけど。
そして気になったのが素っ気ないタイトルロゴのみのジャケット。
あの斜め文字にもきっと何か意味があるに違いない、と思う人も日本だけでもたぶん2000万人くらいいて、彼ら曰くつまりは赤盤青盤のジャケと角度が同じだとか。
なるほどそうきたか。
そしてこの新曲が11月10日リリースの青盤のほうに収録される、と。
とりわけ赤盤の初期の音源のステレオミックスは「泣き別れミックス」と呼ばれる歌と演奏が左右に分離されているもので、おそらくはこれらが全て定位がセンターにくるリミックスになっていると思うので(たぶんね)、勝手に期待して勝手に楽しみにしています。
青盤のほうは過去スパデラ盤の使いまわしが多いと思われますが、それでもいろいろと楽しみな曲が多いのでこちらも勝手に期待して勝手に楽しみにしています。
あと、AIがどうのこうのというので
AIでジョンの声を生成して作った
などと思ってる方が日本だけでも2000万人くらいいるそうですが、これはあくまでAIの技術でひとつのトラックに入っている複数の音(ここではピアノのジョンの声)をAIの技術でクリアに分離させて(デミックスといいます)作られたものです。
AI美空ひばりとかなどとは全く別物です。
もちろんそれがダメだとかどうだとか言うつもりはありませんが。
振り向けば幸せな時代でしたね。
ポールとしてはやはり20年以上前に頓挫してしまったこの曲をなんとか自身が元気なうちに形にしておきたかったというのもあるかも知れません、というかそちらの意識のほうが大きいのかも知れん。
いずれにせよこれがビートルズの最後、といいながら過去作のスパデラ盤は別腹、来年は「ラバー・ソウル」が出るとワイはニラんでいます。
そして11月5日、阪神タイガースが38年振りに日本一に輝きました。
今年の11月は暑いですね。
もういろんな意味でアツいです。
38年前、あなたは何をしてましたか?
生まれてない?
あ、そう。
1985年は打ちまくって日本一となったのですが、今回は繋いでいって勝ち取った日本一よな。
スタメン選手の多くが20代というのも令和の猛虎というか、若手が頑張ってるってのは見ていて気持ちがいいですな。
終盤での粘り強さ、投手陣の安定感、平成の低迷暗黒時代を知る者としては阪神のこんな勇姿が見れるなんて、と遠い目です。
もうね、盆と正月と鴨が葱を背負って一緒に来たような多幸感、今週末はビートルズの赤盤青盤を購入しての勝利の飲み歩き及び一人リスニングパーリーの予定、右の心臓がドキドキですよ。