実彩子side
隆「宇野ちゃーん!!!」
実「にっしー…」
隆「ね、一緒に帰ろー」
実「千晃は?」
隆「しらないー」
実「ふーん、じゃ、千晃待つから先帰って」
隆「ひどっ!宇野ちゃんが千晃待つなら俺も待つ!!」
実「好きにすれば」
にっしーと千晃とは幼なじみで同じ高校
でも、正直言ってにっしーのことはすっごい『嫌い』
もともとにっしーとは親が仲いいだけだったし
ほんとに大事にしたいのは千晃だけ。
そんな私の気持ちも知らずににっしーはいっつも私のところに来る
ほんとまじ
うざい
にっしーのせいで友達が千晃しかいないのも理由のうち
千「宇野ちゃーん!!」
実「千晃ー!!」
千「あ、にっしーいたんだ」
隆「ひでー」
実「千晃、帰ろ」
千「うん!」
隆「えー、まってよー!」
実「ただいまー」
母「おかえりー」
父「ちょっと、実彩子来てくれないか?」
実「うん」
父「実彩子、あのな?お父さん転勤になったんだよ…」
実「え…」
父「だから、実彩子、一人暮らししてみないか?」
実「一人暮らしなんていい。私行くよ」
父「でも…」
実「友達は別にいい、ちあきと離れるのは嫌だけどにっしーと離れられるならどこにでも行く」
お母さんに聞かれないように語尾は小さめで言った
父「そうか…急ですまんな…一週間後なんだ、荷造りしといてくれ」
実「うん、わかった」
母「友達にちゃんと言うんだよ」
まず、友達なんていないし笑
実「お母さん、にっしーには伝えないでくれる?」
母「なんで?にっしーのお母さんには言うつもりだけど…」
実「こっちも色々あるから」
母「わかったわ、千晃ちゃんには言ってもいい?」
実「千晃には自分から言うつもり」
母「ほんとにいいの?転校して」
実「うん、じゃあ荷造りしてくる」
パタン
あー、千晃と離れるのはやっぱ嫌だけど…
それ以上ににっしーと離れられることが嬉しすぎて
明日にでも転校したいぐらい
転校したら、にっしーとは絶対に連絡取りたくない
千晃も私の気持ち知ってるから
きっと…言わないでくれる
この日の夜はいつもよりぐっすり眠れた