①<家族3人での生活>
地獄のような産後1カ月間の実家生活がやっと終わり、1カ月検診を機に自宅へと戻った。
これから家族3人での生活が始まる。
実家では母がずっと沐浴をやってくれていた。
食事の支度も洗濯も、わたしは一切やらなくてよかった。
自宅では母はいない。
夫婦で協力してやっていくしかないのだった。
わたしが不在だった産後1カ月間、夫は地味に生活していたらしい。
仕事が比較的落ち着き、予定もあまりなかったそうだ。
ほぼ毎日、自炊していたとか。
初日は比較的ゆっくりと過ごした。
実家から産院に向かい、1カ月検診後に自宅に戻った。
自宅で父と母と夫と買ってきたお弁当を食べ、早々に解散した。
蓮坊(息子)はソファーで寝たままだ。
部屋はきれいに掃除されていた。
干してきれいに敷かれたフトンに横になると、自宅に戻ってきた実感が湧いてきた。
夫は隣の自室でパソコンをカチャカチャやっている。
仕事をしているようだった。
少し昼寝をしたかったが、環境が変わって気が張っているせいか、横になっても眠れなかった。
この日は眠くて眠くて仕方がなかった。
なぜなら、前夜、1時間しか眠れなかったからだ。
②<新生児夜中の覚醒> に続く。