昨日が大衆演劇、千秋楽のところが多かったと思います。

そんななか、劇団美山の里美花太郎花形の故郷で知られる南ファミリー劇団が、25日に43年間の幕を閉じました。

私も、1回、芝居茶屋新道しるべに観に行ったことがあるんですよ。

寂しいねぇと言う間もなく、4月から、劇団扇子屋として、旗揚げ公演をするそうです。


 話は変わり、初めて、大衆演劇を観た方の観劇記を読みました。


 演目は、遊侠三代。

二代目も三代目も出て来なかったし、演目名の由来がわからないというものでした。

私も、初めて観劇した時は、同じ疑問を持ちました。


 大衆演劇では、役に相応しい演者が居ない場合は、役を変更することがあります。

今回は、父親役に適した役者が居らず、兄に変更して、若い座長が演じていました。


 ここからは、私なりの解釈です。

 本来の遊侠三代は、父親(一代目)、川北長治親分(二代目)、子分の政吉(三代目)と、親分の系譜ではなく、血の繋がりのある実の親子、ヤクザ渡世での親子と川北長治親分を軸にした変則的な三代に渡る関係で、話は進みます。

これだけでも、遊侠三代に辿りつくには難しいところですが、父親を兄に変更すると、親分の代替り無しで、三代に渡る話とするには苦しいですね。


 それでも、辻褄があわない事もあって当然なのねという事ではありません。

多くの劇団が、当問題を解決している方法があります。

それは、演目名を変える事です。

遊侠津軽、川北長治と言った名前に変更して上演しています。


 過去に、全ての演目のラスト等を少し変えて、全部違う演目名で上演する劇団もありました。

演目名を見て、元の芝居を想像しましたが、全然当たらなかったような気がします。

昔過ぎて、忘れました。てへぺろ