東洋医学という選択肢

東洋医学という選択肢

漢方専門外来など東洋医学の現場で働くこと

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西洋医学に基づいた病院やクリニックの中にも、診療科目の対象領域に漢方薬を取り入れたり、漢方の専門外来まで開設するケースが目立つようになってきた。特に漢方専門外来では、これまで西洋医学では原因が捉えきれないような症状に対して、東洋医学に基づいたアプローチを行う点に、大きな特徴がある。

まず漢方専門外来の診察では、漢方医が患者に直接質問をする問診の他、視覚によって身体の状態を把握する望診、聴覚によって情報を得る聞診、そして実際に患者の身体に触れる切診という、主に4つの手法で診察を進めていく。ちなみに漢方の専門外来ではこれを四診と呼ぶ。その四診の結果、患者の病態や体質を見極めた上で、それぞれに合った治療法を選択する。もちろんそこでは生薬を原料にした漢方薬による治療法がメインだ。

このように漢方専門外来では、診察から治療まで東洋医学に基づいたアプローチを行っており、西洋医学に基づいた医療機関のそれとは明らかに異なると言える。これに伴って、漢方専門外来の看護師が行う業務にも、様々な違いが見られる。まず患者に漢方薬の煎じ方や服薬方法を説明する、あるいは東洋医学の観点から日常生活での健康管理を指導するといったように、アドバイス的な業務が中心になることだ。

これは一般的な病院やクリニックでの看護師の業務が、点滴や注射またはケガの処置というように、西洋医学に基づいた医療行為であるのと大きく異なる。もちろん患者の状態次第では採血する場合もあるが、これも全般的にはそれほど多くはない。その反面、漢方に関する知識やスキルあるいは関連する資格等に加え、漢方専門外来ならではのノウハウや経験を求められることになる。こちらのような情報サイトにも目を通して東洋医学について知識を高める必要もあるのだ。