「ウスレレ」というのは通常のウクレレよりボディ厚が薄いという造語です。これは私たちが普通サイズと区別する為にそう呼んでいたもので一般的ではないと思っていました。でも検索すると結構沢山出てきますね。高木ブーさんが持ってるとか、自分のウクレレを切って薄くしたとかetc。こんなに全国的だとは・・・
元々は以前私が倉知ウクレレにいた時に来られたお客様が「夜に練習するんだけれども周りに迷惑にならない様に音の出ない(鳴らない)ウクレレを作ってほしい」とのオーダーが入ったのが発端でした。う~ん今までどうしたら鳴るウクレレを作るかを追求していたものにとって真逆なオーダーです。そこで倉知さんが考えたのが
①サイズはコンサート ②サイド厚を通常の3/2にする ③ボディの板を厚めにする
及ばずながら私も色々意見を言わせてもらったのを覚えています。
そして製作開始。材はオールメイプルです。傍で見ていたのですが今までのウクレレとはちょっと違った作りでしたね。そして出来たのが「ウスレレ1号」です。ううっ重い!薄いはずなのに・・・で、試奏すると「おおっ鳴るじゃん!凄い!」「いいねぇこれ」ってオーナーさんも喜んでたんですが、ん?何か違うような?ああ鳴らないウクレレのオーダーだったよね。
でももうそれ忘れて喜んでるし、まあいいかって事になりました。サイドが薄いので持ちやすいし音の立ち上がりも良い。これは板を厚めにした効果があったし、スケール、ブリッジの位置や、もちろんブレイシングも通常とは違う細工が施されてるのが総合的に良かった。普通に薄く作ってては平板な音しかでないとおもいます。さすが師匠!でもこれ「怪我の功名」ってやつですよね。そうして現在ウスレレは商品化されているというわけでして、私も更に自分なりに改良してウスレレを作っているという次第です。画像は私のウスレレです。