先日お友達に誘われて

日暮里の
リサイクル着物屋さんに行ってきました。


週に1、2度は着物も着るのですが



リサイクルで洋服を作ったりもします。


最近
本当にリサイクル着物が安くて

仕付け糸のついたものも
ほんの数百円で売られていて


本当に心が痛みます。



これを作った時には

きっとそれなりの値段がしたはず





母親が娘のために

夫が妻のために

いつか着る自分のために

自分へのご褒美のために



いろんな夢が込められていたはず




それなのにこんなに安くで

100%絹の物が

あまりにも申し訳ない



とはいえ
定年夫婦にとっては
ユニクロより安い
絹の洋服は大変ありがたい



ありがたやありがたやと


着物を解いていると

かつてこの着物を縫った方の


息遣いがきこえてくるようで







ああ、ここ、

丁寧にしっかり留めてるねぇ


とか

へぇ、ここに力布挟むんだ


とか

実際の会話はもちろんないのだけれど




1人ぶつぶつと

見えぬ相手とやりとりをしています。










そういうわけですから

いつも


鋏を入れる時に

心がざわつきます


いきますよ

切りますよ〜




今回買ったものも

せめて何度かは普段着着物として楽しんでから



とも思っているのですが




なんせこの暑さ


袷どころか
単衣を着るのも暑い日々が続き

この着物たち

なかなか出番がなさそう



一体いつになったら

着ることができるんだろう


そして


いつになったら

洋服として着る事になるんだろう・・・