2019年5月23日やっとK病院から連絡。
3日後入院できることになり、やっと検査がはじまった。膵癌が濃厚なのに、1週間かけて検査をし、最初の通院から告知まで、1ヶ月かかったことになる。
これって普通なんですか?
病院から私に電話が入る。お嬢さまもご説明を一緒に受けられますか?
受けますと答えたが悩んでいた。余計なことを言ったりしないか。もう初診から半月以上経っている。治療を早く受けさせたい。それが第一第一第一。
そう念じながら私は飛行機に飛び乗って北海道に向かった。

そして事件は起きた。
6月6日14時、診察室に呼ばれて、父、母、叔母、弟、私が一緒に告知を受けた。
医師の第一印象は、半笑いであまり良い印象がない。
画像不鮮明、どれが癌なのかもよくわからない、膵癌がどういう病気なのかも説明はない、ステージも言ってくれない。

説明か良くわからなかった私は、下記を質問してみた。
①術前抗がん剤治療はしなくてもよいのですか?
②ステージは?
③セカンドオピニオンは聞くことは可能性ですか?と聞いてみた。

答え
①術前抗がん剤はまだ標準治療じゃない。している間に転移が起こったらどうするの?
② Ⅱくらいかな。腫瘍は3.6センチの膵体尾部癌、転移はなさそうだけど、手術してみなきゃわからない
③あのセカンドオピニオンとか言ってくる方々いるんだけど、どこで手術しても大差ないから。診断も変わらないし。

私がセカンドオピニオンと言ったのには理由がある。
1年前父の兄が、同じ病院で膵癌のstage2と言われ手術を受けたら肝臓に転移があり、2ヶ月後に亡くなったからだ。

その医師は続けて私たちに言った。
外科の予約を1445から取っているから、説明を聞くようにと。でも、セカンドオピニオンというなら、説明は聞かせられないと。

なぜかと私が問うと、外科は忙しい。手術を受ける気もない人に時間は割けないと。

今すぐに決めなければならないのかと聞くと
1445までに決めなければ、1週間あとになると。
その医師は、告知中、2度電話に出た。あれっ告知って言ってなかったっけ?そうそうあと少し。
私と父の嫌悪感は限界に達した。
私たちは10分間、家族で話し合いをすることになった。
父が手術するならセカンドオピニオンを聞きたいという。静岡はどうかというので、私が電話する
紹介状があれば上坂先生に診てもらえるとのこと。

医師に紹介状を書いて欲しいと伝えた。
僕らみんなに紹介状書いていたら、やってられない。
それに患者は1人じゃないんだから、そんなすぐに書けない。他に行くなら、明日にでも退院してもらってよい。と。

私は唖然として、わかりましたとだけ答えた。

今考えただけでも、本当に腹が立つ。
けど、それから膵癌を沢山勉強した今は、あの時手術を受けてたらと、思う。
ごめんね。お母さん。

母は膵癌になる1年前から、肝機能の数値に問題が有り、エコー検査で肝脂肪のほかに胆石も見つかり、以後3ヶ月毎に町立病院で定期検診を受けていた。

2019年4月、胃に不快感があったが、次の定期検診まで1ヶ月程度だったため、市販の胃薬や整腸剤を2週間ほど服用したがそれでも痛みがとれず、5月初旬、町立病院を早めに受診。

CT検査(造影剤なし)、特に問題無いとの診断、小腸にガスが溜っているかもしれないと胃腸薬モサプリドクエン酸を処方されるが、薬を飲んでも効き目がないので、3日後近くの胃腸内科を受診。

エコー検査にて、膵臓に影があるので、CT(造影剤有)
検査を受ける様にと町立病院への紹介状をもらう

同日、先日受診した町立病院を再度受診
CT(造影剤有)検査→膵臓に腫瘍の様な物があるので
紹介状を持って、K病院を受診する様にとのこと。

父は大学病院に紹介状を書いて欲しいと言ったが、医師からK病院の方がいいと言われた。
このことは後になって本当に悔やまれる。

5日後、K病院の外来受診
 町立静内病院よりのCT画像をもとに、診断を受ける
癌の可能性があるが、現段階でははっきりとした診断は下せない、入院して調べるとのこと。
外来では3ヶ月後まで検査ができない、ベットの空き待ちのため、入院は1週間から2週間後に空き次第連絡するとのこと。

この翌日初めて、私に母が膵癌かも知れないと父から連絡が入る。既に痛みが出て病院に行ってから20日が経っていた。もっと早く教えてくれてたらと悔やまれる。

基本的に両親たちは特に慣れ親しんだ場所、人を信じたいと思う節がある。医師も人間間違うことがあるなんて疑わず、まるで神様のように思っているので、言われた通りに行動する。
でも、まず2週間薬を飲んでダメなら、遠くても待ち時間が何時間かかろうと、大きな病院に行くべきだ。まして、一度、ただの腹痛と言われた病院に戻るべきではない。時間の無駄だ。











猫と人間、、違うようで獣医探しも、医者や病院探しも似てると私は思う。

詳しいことはまた後日記載しますが、母は膵癌の診断を受けるまでに1ヶ月近く待たされ、本州の有名な病院に転院して治療を開始するまでに2週間かかった。術前化学療法を受け、手術。癌は全て取り除けたのに、手術から1ヶ月後の術後の抗がん剤が始まる予定だった日、肝臓に転移があるかもしれないと言われ、そこから1週間で、地元に帰って治療をするのか、その病院に残るのか決めなければならなかった。

本人も家族も転移したこともショックだけど、あなたは完治の可能性はありません。僕たちには治せないけどどうしますか?と言われていることが何よりショックで、決めなければならないことが山積みで、頼ってくださいと言われていた院内の相談室も親身とはいえない対応だった。

それなのに今、母や父を説得し次のステージに進めているのは、獣医探しに奮闘したあの頃があったからだと思う。病気や医者による感が方の違い、猶予のない決断をしなければならない時、私は精一杯やったと最期のときに思えるだろうかと何度も問いかけた。

医師や獣医に任せていれば、それは楽だし、うまくいくならそれでいいけど、標準治療がなくなって、もうなす術がありませんと言われた時に後悔したくない。大切な家族が生きている今、医師や獣医に面倒な患者だな。でもすごく勉強してるから、下手なこと言えないし、煩いから協力できることはしてあげようと思わせたいと思いました。

メインは標準治療、標準というか今ある最高の治療。だけど、ずっと抗がん剤で苦しんだ親戚のようにはなって欲しくない。母にも猫にも少しでも快適な生活を過ごして欲しいのです。

がん拠点病院は治験や新薬などの情報が得られやすい一方で、標準治療が出来なくなった患者、家族には酷な部分がある。仕方のないことだが、患者に寄り添った治療計画、先手を打った個別化医療が提案できるように発展することを願ってやまない。