空をみたんです。
ちいさい、ひろい空でした。
すてきなものがたくさんうかんでいました。
空にはくもがいっぱいあります。
でもひとつもないときもあります。
ぼくはほどほどがすきです。
なにごともほどほどがいいんだとおもいます。
あるときみた空はうんとたかいところからの空でした。ぼくはひこうきのなかにいました。
ひとびとはごまのつぶつぶのようにくろくてちいさくなっていました。

ぼくはむちゅうでそれをみていました。
それをみていてぼくはおもいました。
にんげんて、ちいさいんだなあ、と。
空よりもくもよりもにんげんはもっともっとちいさい。そんなちいさいにんげんの、そんなにんげんのうちのひとりになってうまれてきたのがぼく。
だからといって何かを悟ることはない。ただ空をみて、雲をみて、人間をみているだけ。

ねむい・・・。