知的好奇心を育みましょう | purintoyatoのブログ

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知的好奇心がその人間の地頭の有能さを育むことは知られていることです。

知的好奇心が豊かであるということは学力が身に付くための土台がしっかりあるということです。

子供たちに限りませんが、特に子供たちは知的欲求があります。

大人側が強制しなくても子供たち自身が知的欲求を持っていて、知りたい学びたいという欲があるのです。

しかし、人生経験が短い子供たちはその知的欲求を満たす方法がよくわかりません。その知的欲求を満たすための方法を大人が教えてあげるのです。

知的欲求を満たすことはすなわち、学力になります。学習とは自分の知的欲求を満たす行為だとも言えます。


知的好奇心はその知的欲求になる前のどうしてかなというワクワク感になります。

知的好奇心は五感との関係があると私は考えています。

見たもの聞いたもの匂い、味、感触、そのような感覚とどうしてかなが結びついて好奇心が湧いてきます。


蚊に刺されないように虫よけスプレーをつけます。でもその前に蚊に刺される経験をすることも大切です。蚊に刺されてかゆい思いをして虫よけスプレーのありがたみがわかります。

そして、どうして蚊は血を吸うのか?どうして虫よけスプレーは虫よけになるのか?

という知的好奇心が生まれるのです。実際、蚊は産卵前のメスしか血は吸いません。子孫を残すための栄養分の摂取のために血を吸うのです。


科学の進歩は転ばぬ先の杖のようなところがあります。しかし、転んでみないと発見できないこともたくさんあります。


子どもたちの知的好奇心は子供たち自身が勝手に育むこともあるでしょう、しかし、大人の影響は大きいのです。

釣り好きのお父さんに付き合って釣りをしていると、お父さんは竿の仕掛けの作り方や釣れそうなスポット、引きが来たときのタイミングなど、子どもたちにとってはワクワクする情報が満載です。

おばあちゃんと台所で料理をすれば、科学実験のような情報が山ほどあります。

歴史好きのお父さんから歴史の話を聞かされているうちに歴史に興味が湧いてきた、ということはよくあることです。

マンガやアニメの話でも、そのストーリーには様々なことが描かれています。日本のマンガやアニメの作者は読者を甘く見ていません。できるだけ本格的に描かれています。


小6の中学受験生であっても、知的好奇心を育みさらなる知的欲求を生み、学習の土台を広げることをしてほしいものです。


国語が苦手と感じていて、もう諦めている人もいるかもしれません。しかし、言葉への興味が生まれることにより国語という教科に対する気持ちが変わるかもしれません。国語は文章を読むということに重きを置かれがちですが、言葉を学ぶ教科です。漢字や言葉の使い方や使い分け、またはルーツに何か関心が向けば、国語に対する学習姿勢に変化が出るかもしれません。変化が出れば一気に変わります。子どもたちの学習はそういうものです。


この夏、知的好奇心を育むそんな子どもたちをワクワクさせる、そして、大人たちもワクワクするそんな経験をしてみませんか。

大人のワクワクは子どもたちにとって何倍ものワクワクになります。

その結果知的好奇心が生まれ知的欲求となり、学習へと繋がっていくのです。


大人の皆さん、知的好奇心、錆びついていませんか?