問題)
ある学校の文化祭で、最寄駅から学校行きのバスが用意されました。
1回目のバスが8時に出発し、その後8分ごとに出発します。
バスは満席になってから出発するものとします。1回目のバスが
バス停につく前に200人が並んでいました。
1回目のバスが出発した後、1分間に8人ずつ新たに並んでいき、
31回目のバスが出発したとき、446人なっていました。
(中央大学附属中学校より)
(1)バスには何人ずつ乗りましたか
(2)9時11分に並びはじめた人は、何時何分発のバスに乗りましたか
解答)
(1)54人
(2)9時52分
解説)
(1)この問題を解くには、『31回目のバスが
出発したとき、446人なっていました。』
というところから解くことになります。
31回目のバスは8時から何分後かというと、
① 1 ② 2 ③ 3 ④ ・ ・ ・30 ㉛
植木算の考えから、間の数は30となり、
8分×30=240分後になります。
人は1分間に8人ずつ増えるので、
240×8=1920人増えました。
はじめに200人が並んでいたので、
また、31回目のバスが出発したあとに446人
残ったので、バスに乗った人は
200+1920ー446=1674人になります。
これを31回で運んだので、
1回あたりは、1674÷31=54になります。
よって、バスに乗った人数は54人です。
(2)9時11分より前で、一番近いバスが出る時刻
を求めましょう。
8時から9時11分までは、71分です。
71分より小さい一番近い8の倍数は64になります。
つまり、9時4分に出たバスが9時11分の前に出た
バスということになります。
(1)で、バスに乗る数は54人とわかったので、
9時4分のバスを含めて何人の人がバスに乗ったかを
計算しましょう。
8時から9時4分までは64分ですから、
64÷8+1=9回バスは行きました
(植木算の考えで、+1を忘れないようにしましょう)
54×9=486人の人がバスに乗りました。
8時1分から9時4分を含めて新しく並んだ人の数は
8×64=512になります。
また、9時5分から9時11分を含めて新たに並んだ人は
11−5+1=7
7×8=56人です
ということで、9時11分の時点でその人たちも含めて
並んでいる人の数は、
200+512+56−486=282人になります。
これをバス1台当たりの乗る人数で割ると、
282÷54=5台あまり12人
あまりの12人の中に9時11分に並びはじめた人は
含まれますから、9時4分以降6代目のバスに乗ること
になります。
8分×6=48分後
9時4分+48分=9時52分になります。
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