今日は東京農大第一中学校の問題から、
平面図形の面積に関する問題です。
例題)
図は長方形の中に正方形を12個しきつめた図形です。
長方形の横の長さは10㎝になります。
(1)長方形の面積は正方形1個の面積の何倍ですか
(2)正方形1個の面積は三角形アの面積の何倍になりますか
解答)
(1)18倍
(2)5倍
解説)
(1)この問題を考えるには、
正方形は数えればわかるのですが、直角三角形の部分が
正方形何個分かを考えなければなりません。
よく見ると、この直角三角形は3種類の大きさが
あることがわかります。その3種類の直角三角形を
大(赤)、中(青)、小(黄)とすると、
以下の図のようになります。
大(赤)×4個
中(青)×2個
小(黄)×2個
となり、大(赤)、中(青)、小(黄)の関係は
下の図のようになります。
3つの三角形は相似な関係になります。
中(青)と小(黄)の相似比は2:1
中(青)と小(黄)の面積比は2×2:1×1
=4:1になります。
つまり、
大(赤)=中(青)+小(黄)
=4+1=5
大(赤)は正方形2つ分の半分、つまり
正方形1つ分になります。
大(赤)×4=正方形×4
(中(青)+小(黄))×2=大(赤)×2
=正方形×2
よって、
正方形以外の直角三角形は、
正方形×6個分になります。
12+6=18
答え18倍
解説)
(2)上の解説(1)の中でもあったように、
ア(小(黄))の三角形は大(赤)の5分の1
つまり、正方形の5分の1になります
答え5倍
問題)
解答解説は次回
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