エグゼクティブハウス禅のラウンジ、まずは公式ホームページの写真をお借りしてご紹介しましょう。
こちらラウンジのエントランスです。
手前はエレベータフロアになっていて、宿泊客がやってくるとすぐに分かるようになっています。
このあたりは、リッツ・カールトン大阪と同じですね。
禅の場合、バックが客室フロアになっていて、エレベータフロアとの間には仕切りがあり、客室のカードキーをセンサーにかざさないとドアが開かないようになっています。
完璧に禅利用者以外はシャットアウトする構造になっていて、このあたりはとても優越感に浸ることができます。
ただ、私がエレベータから上がってきて、ラウンジには立ち寄らず、客室フロアに入ろうとすると、ラウンジ側の操作で仕切りを解除していただきました。
きっとスタッフはチェックイン時点で宿泊客全員の顔を覚えているのでしょう?
不思議なことですが、それはチェックインを担当したスタッフ以外でも同様でした。
これは、このクラスのホテルでは当然のことのようで、リッツでも特に名前を聞かれることはなく、色々と親切にしていただききました。
ただ、禅のスタッフの素晴らしいところは、こちらが名前を言ってなくても、ラウンジスタッフは名前を呼んで声をかけてくれるのです。
これは、とても嬉しかったです。
私の場合、IHG・ANA以外はホテルかいいんではないので、初見の宿泊客にも、このように接するように教育されているスタッフはすばらしいとおもいました。
こちらの、写真を見て思ったのですが、禅の客室は87室もあるんですね。
その割には、ラウンジに宿泊客の姿は多くありませんでした。
リッツが、座るとこないかもと心配するくらいに賑わっていたのとは対照的です。
その理由は、禅のラウンジを何回か利用して分かることになります。
ラウンジの楽しみといえばフードプレゼンテーションですよね。
公式サイトの写真にもフードプレゼンテーションの紹介が載っていました。
禅のフードプレゼンテーションは、なんと1日6回もあります。
朝から、夜までほぼ切れ目がありません。
リッツのフードプレゼンテーションが5回でしたから、どこが1回多いのだろうと思ったら午前中に『モーニングスナック』というオヤツの時間がありました。
また、リッツとの大きな違いが*で小さく書いてあります。
リッツの場合、連泊するとラウンジで同じものが出ることが多くて、たまにはルームサービスとかで食べたいななんて思うことがあったのですが、それはできませんでした。
しかし、禅は、それが可能です。
『最強の朝食』と謳われるSATSUKIを始めタワー館最上階のレストランなど、また、ルームサービスにまで振り返ることができます。
これは、連泊でゆっくりくつろぎたい宿泊客にはとても助かります。
私も連泊だったので、この朝食の振替サービスを利用しました。
では、ラウンジ内をご紹介します。
ここからは私が撮影した写真になります。
左側は窓になります。
奥が入口でスタッフが常駐しています。
とても横長なので、ややスタッフの目が行き届かないのが欠点です。
このあたり、リッツが視線を送るとスタッフが来てくれるのとは大きな違いで、禅の場合、食材を追加するためにキッチンのスタッフがラウンジ内に入ったときなどタイミングを見計らって声をかけないといけないのは宿泊客にストレスを感じさせる欠点となっています。
食材のカウンターです。
あまり広くはありません。
時間はオードブルが始まったタイミングとなります。
こちらは、マリネ、それに燻製です。
マリネは、サーモンや白身魚、貝類です。
燻製は牛肉のほか、鹿肉もあるのは、珍しく、このセットの目玉になっています。
その右には取り放題的な生ハムなどがあります。
こちらは全てチーズです。
ケースの中には、自分でもスライスできるチーズ、クラッカー、スライスしたバケット、ピクルスがあり、クラッカーやバケットに乗せて食べられるようになっています。
奥に並んでるのなんだったのか忘れてしまいました。あまり主食系がなかったことは確かです。
中央のサイフォンは、ドリンクではなくダブルコンソメスープです。
唯一の主食はこちら
ローストビーフのサンドイッチでした。
これは美味しかったです。
オードブルですからお酒のおつまみ的なものなわけで、この程度あれば十分すぎるのでしょうが、リッツカールトンが、ラムチョップや炒飯、きつねうどんやカツ丼まで登場していたのに比べるとかなり見劣りしてしまします。
そういえば、さきほど客室数の割にラウンジにいる宿泊客が少ないとお話ししましましたが、理由はこの辺りにあるのかもしれませんね。
ではドリンク類です。
各種チーズとくらっかーにバケット
マリネと燻製
具材がぎっしり詰まっています。
ダブルコンソメスープのサイフォン、よく見たらこんなふうに電気で温めてるんですね。
おかわりをしてしましました。
時間は夜になり、ナイトキャップ&チョコレートに突入。
ラウンジに来て、フードプレゼンテーション連続制覇です。
リッツでもやっちゃったのですが、これだけ長時間ラウンジに居座る宿泊客ってあまりいないかもと思います。
これも、皆さんにラウンジの様子を紹介するためと、勝手に理由をつけている私です。
全部持ってきてもこんな感じ。
なんだか物足りないなあ。
もちろん、ドリンク類は、アルコールもコーヒーもオーダーすれば持ってきてくれるのですが、なんだか物足りないし、カウンターも狭くて、これ以上は並べられない感じ。リッツも広くはありませんでしたが、部屋の中央にアイランドタイプのテーブルがあって、そこにサラダやチーズが所狭しを並べられていたのに比べると貧弱な感が否めません。
ここで、私なりに納得したことが…
禅のラウンジ客が少ないのは、このことを知っているからではないでしょうか。
だから飲みたいものだけ軽く飲んだら、ホテル内のレストランや外に飲みにいっちゃうのかもしれません。
そういえば、禅に宿泊する前に拝見した人たちの宿泊記を見ると、皆さん同じ食材が登場していて、これらの食材、例えば、鹿肉の燻製だとか、ローストビーフのサンドイッチだとかは今回の私の宿泊でも登場しています。
そうすると連泊の場合でも、この貧弱な食材に変化はなく、6回のプレゼンテーションはあるものの、変化や満足が得られるものはラウンジでの回数を重ねる程少なくなるに違いありません。
何か良い方法はないか?
そうです、禅の場合、朝食は館内のレストランまたはルームサービスに振替ができるのです。
そこで、スタッフをお呼びして、明日の朝食はSATSUKIに明後日の朝食はルームサービスに変更してもらうことにしました。
SATSUKIのほうは、ブッフェ形式なのでオーダーするものはありませんが、ルームサービスはそうはいきません。
スタッフにお聞きしたところ、朝食のセットは3種類あり、料金に関係なく、好きなものを選べるということでした。
それならということでルームサービスの朝食はコンチネンタルブレックファーストと和朝食にしてみました。
というわけで、ラウンジでは朝食はとらないことにしたので、朝食にどんなものが並んでいるかをお伝えできないが残念です。
ただ、朝食後のモーニングスナックをちょっと覗いてみましたが、美味しいと評判のSATSUKIのクロワッサンやピエールエルメパリのヴィエノワズリーらしきものがあったものの、やはり種類は少なくて、変更してよかったかなと思います。
では、ラウンジのフードプレゼンテーションは午前の部は飛ばしちゃったので、ランチへと移りましょう。
そうそう、アフタヌーンティ、こちらもいただく時間がありませんでした。
なんだか、フードプレゼンテーションが6回あっても、全てこなすのも難しいですよね。
それに胃がどうかなっちゃいそうですし。
ランチのメインですが、こちらの巻き寿司とおいなりになります。
ケースに追加しても、すぐになくなってしまう人気者です。
なお、チェックアウトは12時で、その後1時間はラウンジに滞在できるので、ランチもゆっくり楽しむことができます。
1時間ですが、あまり長居は禁物でしょうが、私の場合、チェックアウト1時50分の空港リムジンバスで羽田空港に向かう予定だったので、そのままラウンジに滞在させていただきました。
では、ラウンジの紹介はここまでです。
ラウンジでは、さらにリッツとの差が開いた感があります。
リッツのルームサービスは利用したことがないので、両ホテルの比較はここまで。
それぞれの好みによるでしょうが、高いお金を出すなら満足感を得たいのは当然で、そういう意味では、禅は満足させてくれてとは言い難いと思います。
もう1回泊まるかと聞かれたら、リッツは『また泊まりたい』と思うし、禅は『もういいかな』と思ってしまうのが正直な感想です。
きっと、両ホテルの料金レベルが同じでも同様な感想を持ったと思いますよ。
リッツ・カールトン大阪クラブレベルの様子は、このページ末尾のリンクからどうぞ
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