2023年夏の甲子園、ベスト8に東北勢3校が勝ち上がりました。
3校が残るのは史上初の快挙とのことです。
宮城県 仙台育英
岩手県 花巻東
青森県 八戸光星
この3校は今日、ベスト4をかけた熱戦を繰り広げます。
なんと言っても楽しみは、第4試合の仙台育英 対 花巻東の東北勢、隣県対決です。
昨年、東北に初めて優勝旗をもたらしたお隣宮城の仙台育英
過去に菊池雄星、大谷翔平を排出し、今年も注目の佐々木麟太郎を擁する我が岩手の花巻東
決勝で見たかったカードが、何とも勿体ないことに早々に実現してしまいました。
本当にもったいない、けれど、凄く贅沢だし楽しみな試合です。
どっちが勝っても嬉しさと寂しさが去来するでしょう。
それでも、どっちが勝っても確実に優勝に一歩近づくということです。
できれば、岩手に初めての優勝旗を持ち帰ってほしい。
この対戦には、ちょっとした奇跡が訪れたようです。
仙台育英の仁田選手、花巻東の北條選手、岩手県大船渡市の大船渡一中野球部チームメイトだった二人は、それぞれ高校野球の強豪に進学することになり、甲子園での対決を誓い合ったそうです。そのことは令和3年3月の岩手日報に記事として掲載されています。
それから2年が経ち、3年生として最後のチャンスとなった今大会で、奇跡とも言える約束を果たすこととなったのです。
いかに強豪校とは言え、このタイミンクで両校が揃って甲子園に出場すること自体、奇跡と言っても過言ではないのかもしれません。
そのうえで、両校とも激戦を制し8強まで勝ち残り、遂に相まみえる。
野球少年の誰もが夢見、憧れる甲子園。どれだけ多くの少年達がそこでの対決を約束し夢破れたことでしょう。
彼らの対決はまさに奇跡です。
奇跡の対決を楽しみたいと思います。
どっちもがんばれ。