この日の午後
仕事中にスマホを見たら
義父の入所している特養からの
着信通知がありました。
基本的に音が鳴るように
してありますが
ボリュームを下げてるので
気付かなかった?
スマホ置いて席を立った際に
もしかしたら鳴ってたかも?
 
ひとまず義母に電話しますが
何度コールしても出ません。
 
旦那に電話しても知らず
午前中は告別式に行き
これから昼食を取るところ。
 
どうやら義母が電話に出ないから
こちらへかかってきたみたいです。
(第2連絡先になってます。)
 
何があったのかわからないので
折り返し電話をすると
担当の方からの電話だったようで
「金曜日から嘔吐や発熱があり
 併設されてる診療所で
 診察してもらって
 薬を処方したが改善が見られず
 血中の酸素濃度が下がっている。
 酸素吸入しているが
 呼吸音に異常が見られ
 血液検査を行ったら結果が悪い。
 病院を予約して検査するので 
 おそらく入院になると思うので
 病院のほうへ来て欲しい。
 肺炎の可能性が高く
 状態はかなり悪いです。」
との事で、旦那に詳細を連絡。
 
義母にもう一度電話しようとしたら
かかってきたので
義父の状態を話し、旦那と一緒に
病院へ行くように話します。
 
私も時間休を取り、病院へ。
旦那と義母のほうが
少し早く病院へ到着。
 
予約の時間より早かったので
義父の到着を待ちます。
 
その間にトイレとうがいをし
待合へ戻っているとちょうど
義父が入ってくるのが見えました。
 
旦那に声をかけ
義父のそばへ駆け寄り
「お義父さん大丈夫?
 しんどいね。
 病院で診てもらおうね。」
と言い、手を握りました。
 
旦那もすぐにそばへ来ました。
義父は不安だろうと思ったので
旦那にも手を握ってあげるよう言うと
手を握って励ましてました。
 
ところが!
席を立とうとせず椅子に座っている義母。
こちらを見ようともせず
ずっと座っています。
(寝てるように見えました)
 
職員さんが手続き等終わらせ
義父のそばへ戻ってきて
今年に入ってから
何度か発熱があったり
調子が良くないことがあったなど
話を聞いていると
責任者の方がいらっしゃいました。
 
その途端
義父のところへやってくる義母。
手を握ったりいろいろしてましたが
私は唖然として
一瞬思考停止しました。
 
まずは
コロナとインフルエンザの検査です。
結果が出るまで検査室近くで待ちます。
その間にも施設の方たちと
色々話していましたが
私が電話をかけなおしたので
連絡がついて良かったです
と言われた途端
義母が言い訳をはじめ・・・
やはり唖然としました。
 
検査の結果、どちらも陰性だったので
レントゲンで肺の状態を
確認することになりました。
 
待っている間に
連絡先等聞かれましたが
ここでも義母は
「電話が鳴ったらドキッとする・・・」
と嫌がるので
第一連絡先を旦那
第二連絡先を私にしました。
 
しばらくすると
医師から説明があるとのことで
特養の職員さん2名と一緒に
診察室へ入りました。
 
レントゲン写真が映し出され
見た瞬間、【肺炎】とわかりました。
10年以上前になりますが
旦那が肺炎にかかったことがあり
その時のレントゲン写真を見てます。
 
一目で悪いのがわかるくらい
義父の肺は真っ白でした。
当然、診断は重度の肺炎。
 
そして医師からは
義父はヘビースモーカーだったため
喫煙のせいで肺気腫になっており
肺の下のほうはほぼ機能していない
肺気胸を起こす可能性もあり
炎症反応もかなり酷いとの事。
 
ここで医師より
「もし状態が悪化した場合
    延命措置はどうされますか?
 人工呼吸器を付けますか?」
と言われました。
 
一度人工呼吸器をつけると
外せないため
24時間常に誰かがそばへ
ついていなければいけません。
特養のほうではそれは無理なので
人工呼吸器を付けたら
自宅で家族総出で24時間介護に。
 
それを聞いて義母は
「人工呼吸器までは・・・
 24時間介護できんし。」
この時、カーテンの向こうに
義父が寝ていました。
 
私は
「人工呼吸器付けて
 苦しいのが長引くだけになるのは
 本人もしんどいし、私達も辛い」
と答え、旦那も同意しました。
 
胃ろうも辛いんですよね。
祖母の時に見てたのでわかります。
 
なので今回は
一切の延命措置をしない
ということになりました。
 
それを義父はカーテン越しに
聞いてただろうと思うと
何ともいたたまれません。
 
カーテンが開かれ、医師が
「入院の準備していますので
 出来るまで励ましてあげてください」
と言うので、義母・旦那
特養の方2名と一緒に
手を握ったり、話しかけたり。
 
私は義父に
「長男がもうすぐ20歳になるよ。
 20歳の姿見て欲しいから
 治療頑張ろうね!
 帰省したらまた連れてくるよ!」
と話しました。
 
医師との話が聞こえていたであろう
義父は涙ぐんでいました。
 
入院準備をしている間に
書類の準備やいろいろしてましたが
義母はお金の心配ばかりしてました。
(呆れて何も言えません)
 
実はこの日
婦人科の受診予約をしていました。
場所はそんなに離れていないのですが
道路の混雑を考えての時間ギリギリまで
一緒にいました。
 
時間になり、義父に
「今日は病院だから行ってくるね。
 また来るからね。
 治療頑張って元気になってね!」
と言って病院を後にしました。
 
道路は思ったより空いていて
スイスイ行けたので
予約の時間までに到着出来ました。
 
婦人科から帰るとき
旦那にLINEしましたが
既読が付かないので
帰るルートを父が入院した病院前を
通るところを選び、見てみると
車がなくなってたので帰宅したようです。
 
その後LINEが来て
義妹のところへ寄って話してるとの事。
終わったらそのまま義弟のところへ行く
と書いてあったので
自宅に先に戻り、車で待っていたら
割とすぐ戻ってきたので
義母を下ろして一緒に行くことに。
義母は自分の車を置いていたので
それに乗って用事を済ませに行きました。
 
義弟宅に行ったら、姪は寝てるらしく
あまり聞かせたくない話だったので
丁度良かったです。
 
今回の件を義弟夫婦に説明し
週1でしか面会できないし
あまり状態が良くないから
早めに面会へ行って欲しいと話しました。
 
面会は前日までに予約が必要で
小学生以下は面会禁止。
(マスクを外すと困るからだそうです)
時間も14時~16時で1回2名
15分のみと言うことで
義妹も行きたがっていたので
二人で相談してもらうことにしました。
 
義母の様子を見に家に寄ると
散らかってるからと家に入れてもらえず
「もしもがあったらいかんけん
 片づけしないといけないのが
 苦になっている」
と言われ、更に呆れました。
 
旦那は立て続けに起こった出来事に
気持ちがついて行かないような感じです。
 
どうか義父が回復しますように。