2学期始業式の日、初めてのカウンセリングでした。
カウンセラーはA先生。
この日は午後からでしたが、前回とは異なり、新学期が始まったからか少し空いていました。
小児科受付に診察券を出し、しばらく待つと名前を呼ばれました。
「カウンセリングルームへ行ってください」と言われ、長男と二人トコトコ移動。
ノックをし、返事があってからカウンセリングルームへ入りました。
カウンセリングルームの中は、おもちゃがいっぱいです。
ミニ砂場まであります。
長男は早速うろうろキョロキョロ。
そんな長男にA先生は「Aです。よろしくね。長男くんはどのおもちゃが好きかな?」と問いかけました。
たくさんおもちゃに目移りし、A先生の言葉は耳に入っていない様子の長男でした。
仕方なく、私と先生でこれまでのことや、家での様子など話ました。
すると先生が、「長男くん、鉄道が好きなんだったらこのゲームが気に入るかも(^^)」と出してきたのが
【どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム ミニ】です。
すごろくに似ているのですが、ご当地ドラえもんカードを集めていくゲームです。
見た途端に目を輝かせて、興味津々の長男。
早速3人でゲームをすることにしました。
時間に制約があるため、誰かが7枚カードを集めたら終了ということにし、始めました。
夢中になってやる長男。
結局、この日はA先生が一番早く7枚集めることが出来ました。
長男は一番少なく終わりました。
でも長男は悔しがることなく、「あ~~~楽しかった!またやりたいな。」と言い、ミニ砂場で模型を並べ始めました。
長男がミニ砂場で遊んでいる間に、A先生はカルテに書き込みながら私と話をしました。
そこでA先生が
「長男くんは勝負に負けても怒ったりしないね。ADHDのお子さんは勝つことにこだわりのある子が多い。負けても楽しいと言える、楽しむことが出来るのは良いですね。」
とおっしゃいました。
その上で
「新学期が始まりましたね。運動会が終わるまでは軽い興奮状態で落ち着かないと思います。でも、比較的早いうちに担任の先生に夏休み中に診察を受けたこと、おそらくADHDであると言われたことを伝えてください。」
と言われました。
担任に話すことで、少しでも自己肯定感があがるようにフォローしてもらうことが出来るということでした。
そうこうするうちに、長男の砂場作品が完成。
最初はテーマ性があったのに、だんだん脱線してしまったのがよくわかりました。
A先生は長男の作品を写真に撮っていました。
この日以来長男の中では、「カウンセリングは遊ぶところ」という認識になりました。
楽しい時間はあっという間に終わり、次回の診察時にカウンセリング予約をし、病院を後にしました。