お久しぶりです
パリよりお送りします〜ぷりん子です
2016の年末からフランス移住し
フランス語の勉強を再開(大学で第二外国語でした)して、約2年半!
今年6月に日本でフランス語の資格試験DELFのB2レベルを受験して合格しました
(後半に点数も公表します)
試験についての詳細は以下
DELF・DALF とは、フランス国民教育省が認定した唯一の公式フランス語資格(ディプロム)で、一度取得すれば無期限有効です。
自分のフランス語の能力や知識を証明書として形にすることができます。
DELF(デルフ・フランス語学力資格試験)/DALF(ダルフ・フランス語上級学力資格試験)は、CIEP(国際教育研究センター)が認可した試験センターでのみ開催されます。
DELF B2とは?
DELF B2レベルでは、使用者はさらに自立の度合いを増し、自分の意見を主張するために筋道の通った議論の流れを作ることができ、自分の見解を展開し、交渉することができます。
このレベルの受験者は、社交的な談話の中で流暢に会話を交わし、自分の間違いを自分で修正することができるようになっています。
詳しくは公式サイトを参照ください。
この試験、フランスではほぼ毎月様々な都市で開催されてますが
日本では6月と11月の年2回、しかも大きな都市の1つの学校でのみ受けることが出来ます。
私がわざわざ日本帰国中に試験を受けたのは4つの理由から
・日本の方が口頭試験の採点が甘いらしいという噂を聞いて
・日本の方が試験料が安い(国内どこでも同額、フランスは街によってバラバラ)
・日本の環境で安心して受験できる
・日本にいる間に目標がないと勉強が続かないから
私は地元にいたので、大阪のアンスティチュフランセで受験しました。
受験前に雰囲気に慣れようと、定期レッスンにも通ってみました
残念ながら試験対策コースは開催されておらず、ラジオを聞いて問題を解く授業だったのですが
生徒は日本人だけ、日本語が理解できるフランス人の先生の授業で
パリで受けていた授業とはまた違って楽しかったです
担当の先生が面接官だったらいいな〜という甘い期待もありましたが
残念ながらそうなりませんでした(^^;
さて、私の勉強法について紹介します
フランスにいる間は普通に語学学校に行っていましたが
対策を開始したのは日本に戻ってからです。
フランスでやったことは問題集を買ったこと!
なんと日本で知名度の低いDELFは日本語の問題集が売っていません。
日本で買えるのはフランスから輸入された一部の問題集のみ(しかも割高)。
重いかなと思いつつ選択肢の多いフランスで2冊購入して持ち帰りました。
当時習っていた先生2人からオススメを聞いて間違いない!というものを購入。
①Le DELF 100% réussite
こちら最新バージョンで、青い表紙の古い方を使ってる人も多いです。
私は最新の方にしました。
聴解、読解、文章作成、口頭表現について
詳しい解説と練習問題がついていて、これ1冊で勉強する人もいるくらい
スタンダードな問題集です。
しかし、私はこれ活用しきれずでした‥
なぜなら当たり前ですが解説が全部フラ語なのです
問題を解く前に、解説パートの文章が難しすくて理解できなくて
頭がこんがらがりました
なので解説パートは途中で諦めて、練習問題だけやりました(笑)
ただ練習問題は実用的で実際の試験の形式や採点方式が分かりやすく良かったです
![]() |
Le DELF 100% reussite: Livre B2 & CD MP3 (Le De...
2,270円
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②ABC DELF
こっちはひたすら練習問題ばかりが載ってる問題集です。
表紙に書いてる通り、全部で200問(各科目につ50問ずつ!)
ひたすら練習問題を解くための本です。
これは私の勉強スタイルに合っていてとっても効果的でした。
私は時間が許す限り過去問を何度も解いて試験に挑むタチなので
特に試験前の1ヶ月、ひたすら練習問題を解くのにぴったりでした!
読解問題は1問に1時間かかるのでさすがに200問はやりきれず、
採点しては低い点数に心折れそうになりながら、各科目20問ずつくらいやりこみました。
ただこの本の欠点は、問題が難しすぎることです
受験してみて分かりましたが、本番はこの本よりも容易(もしくは採点が甘かった?)
に感じました。
ABC〜では本番直前まで合格最低点を取れるかギリギリのラインでしたが
実際にはもっと良い点が取れました
![]() |
ABC DELF: Livre B2 + CD + Entrainement en ligne
3,057円
Amazon |
この2冊に加え、口頭表現の練習のため、地元で見つけたフランス人の先生と
マンツーマンレッスンを4回やってもらいました
フランスに住んでたおかげで聴き取りに対する抵抗は低めなものの、
自分の意見を10分間プレゼンしないといけない口頭表現は
意見を述べるのが苦手な典型的日本人の私には至難の技で‥本当に苦労しました。
最後はYoutubeをひたすら見て、自分で話してるところを動画に撮ったりして対策しました。
DELFの点数配分ですが各科目ごとに25点で合計100点満点中、
50点以上(各科目で最低5点以上)で合格となります。
私の計画では練習問題で点数が低めだった聴解と読解で5〜10点
文章作成は模範解答ほぼ丸暗記して15〜20点
口頭表現も一番点を取りやすいという噂を信じ、出そうなテーマに山をかけて15〜20点
ギリギリ50点いけたらラッキーかな
でも落ちたらまた半年勉強のモチベーションが続くからそれでもいいかな
くらいの気持ちで試験に臨みました。
受けた感想はこんな感じでした。
聴解: 予想以上に分からなかった、やばい
読解: 思ったより簡単な文章で自信あり
文章作成: 暗記した文章を使ってかなり自信あり
口頭表現: プレゼンが10分に満たなくて微妙、でも試験官の感触は良かった
そして結果はこちら
読解がまさかのほぼ満点!
分からない問題を1問後回しにしていて最後に適当に書いたはずだけど、それ以外正解した?!?!
採点甘すぎるんじゃ
そして一番自信があった作文よりも口頭の点が良いという
作文は問題集丸覚えが悪かったかな。。
上司宛の手紙だったのに、覚えていったのが市長宛の手紙だったから
表現が硬すぎたのかもしれないな〜〜〜
テーマは口頭にかけてた山が当たって的確な内容が書けたと思います
口頭、当たった試験官がフランス人のおばぁさん(失礼、マダム)で
とっても優しい雰囲気で助かりました。
質疑応答の時に私が単語につまっても理解しようという姿勢でこういう事?と助け舟を出してくれたり
和やかな雰囲気で面接が終わりました。
若い女性だとあたりがきつかったと思う‥
男性なら赤リップで印象UPと聞いていたので、バッチリ赤リップ塗って行ったんだけど
ついでに人柄良く見せるために白ブラウスも着て(こういうところだけ抜かりないw)
効果はあったかな〜と思います。
この印象操作の技は試験だけでなくあらゆる場面で使えるので
私はいつも意識しています
そして聴解は4科目の中で最低点ながら全然聞き取れなかったと思っていたので
10点以上あったことに歓喜でした
運が良かったのか、深層心理で理解できていたのかは謎です。
(とっても緊張していたので問題内容はもうさっぱり思い出せません)
合計点も77.5点とおかげで目標だった50点よりも大きく上回って合格する事ができました
試験が終わった日も開放感がやばかったですが(そのまま遊びに行って最後は酔っ払い)
この結果を見た瞬間のやった〜〜〜〜もう勉強しなくていいんだぁ
それと、今までの先生方にいい報告ができる〜〜〜〜
という喜びは何ものにも代え難く^^
翌日にはこれ次のレベルのC1も頑張ればいけるんじゃない?
この達成感が得られるならまた狙ってみようかなという気持ちなるほどの嬉しさ
語学の才能ない私はC1なんて絶対無理〜とそれまでは思ってましたが
舐めにかかってます(危険)
試験から2ヶ月、教科書は1度も開いておりません。。
とりあえずC1の問題集だけでも買ってみようかな。
打ちのめされそうだけど。
というわけで、私のオススメの勉強法は問題集をひたすらして
自分なりに傾向をつかみ、対策を立てる事です!
作文と口頭はハッタリが効くので時間がない人は直前にこの2つを徹底的にやると良いと思います。
私と同じくフラ語を勉強している方の参考になれば幸いです。
一緒に勉強頑張りましょう
では最後に♪
今日のフラ語
DELFの元の単語
Diplôme d'Etudes en Langue Française =フランス語学力資格試験
Diplôme ディプロム : 資格
d' (=de ドゥ) : 〜の (英語でのof)
Etudes エチュードゥ : 研究、習作など
en オン : 〜で、〜に(英語でのin)
Langue ロング : 言語
Française フォンセズ : フランスの、フランス語
日本は台風や残暑で大変だと思いますが
(パリは今週は涼しく、時々雨模様です)
夏バテに気をつけて〜à bientôt