日記より3 | 闘病日記 by moppu

闘病日記 by moppu

何処にでもいる、つまらない男の生きた歴程。
長い間の御厚情に感謝します。

昨夜の雪が残る窓の外に、

 

今朝も相変わらず小さな訪問者がやってきました。

 

何時もは一羽なのに、今日はもう一羽!

 

友達を連れてきたのでしょうか、それとも・・・。

 

今晩は、寒さも暑さも嫌いなmoppuです。

 

 

最近、親族の1人が私に一冊の本を持ってきました。

 

フランクルの「夜と霧」。

 

高校生の時に読んだことがある本なのですが、

 

暇なので読んでみました。

 

そして、何故、今、この本を持ってきたのかが、わかりました。

 

「希望」・「義務」。

 

長期の闘病に疲れつつある今の私に、

 

何が必要なのかを教えてやろうとしたのでしょうね。

 

そういえば、彼は以前、誰の言葉かを言わずに

 

こんな言葉を送ってくれたことがあります。

 

「何もしてやれぬ、何も答えられぬ私を許されよ。

 

進む道は、悔いが残らぬよう自分で決めねばならぬ。

 

進む道が、暗くてわからぬ汝のために、

 

小さな灯りを私が灯そう。

 

足下くらいは見渡せる、そんな小さな灯りを。

 

汝が転ばぬように。転んでも直ぐに立ち上がれるように。」

 

彼はこの言葉を送ってくれたとき、

 

「メーテルリンクじゃないが、お前の周りに一杯灯りがあるぜ」

 

との一言をつけてくれました。

 

確かに、私の周りには、たくさんの灯りがあります。

 

毎朝、来る雀。

 

口うるさく世話を焼いてくれる看護師長。

 

そして、ここに来て私の駄文を読んでくださる皆さん。

 

皆さんの灯してくださっている灯りに導かれて、

 

ここまで来られたのだと、感謝しています。

 

 

明日は、4クール目が始まります。

 

皆さんが灯してくださっている灯りを頼りに、

 

希望を持って自分の道を進んでいきたいと思っています。

 

 

今日も、長い駄文をお読みいただきありがとうございました。

 

おやすみなさい。

 

明日が、皆さんにとって素晴らしい一日であるようお祈り致します。