従兄弟の一周忌で、昔の写真が沢山出てきていた。
それを見ながら昔話をしていたのだが、昔の写真を見てそこに写っている人が、
誰であるかわかる人たちが少なくなっている事に驚いた。
特に亡くなって40年以上過ぎた人達については、殆ど判らなくなってきている。
そして、大叔父や大叔母が話す私の曾祖母と3人の亭主達についての話は、
本家である私は知っているが、分家筋の人達には、もうわからないようである。
こうして、多くの人々が記憶の彼方に消えていくのだという事もよくわかった。
後40年ほどして、この席にいる人たちをどれほどの人が記憶しているのだろうか。
ふと、そう思ってしまった。