先日、父が目覚めた後
トイレに行きながら、笑い出します。
すごく変な、いい夢を見たと‥
聞くと、
「電車でお姉ちゃんと一緒に帰ってきたんだよ。
でも、仕事からの帰りだから、変だね。
夢だろうね。
だって、今は、仕事していないからね。
でも、
とってもいい夢だったよ。」
と、楽しそうな父。
だから、
「お姉ちゃん、元気だった？」
と聞いたら、
「うん。
とっても元気でたくさん話したよ。
笑ってとても楽しかったよ。」
「良かったね。」
夢の姉がいつの時代の姉なのか、
わからないけど
でも、元気な笑っている姉で良かった。
昔の姉はいつも元気な笑っていた姉。
父の頭には、元気な姉が印象強いのかな？
学生時代かもしれないね。
亡くなる前、
10年あまりの姉は
病気やお酒、タバコ漬けの姉。
連絡してくる時は、お金がない‥という時。
生きている時は、心配かけてばかりの姉。
あまり話も出来なかった姉。
この頃、父の口から姉のことは話に出てこなくて。
父は、昨年、姉が亡くなったことは、
わかっているのか、はっきりしないけど。
母や弟が亡くなった時は、
まだはっきりと亡くなるということが
わかってくれたけど、
昨年は、
やはり近々のことを覚えていることが
できなくなってきていたから。
今日の夢だって
仕事帰りだから、
夢だと思ったみたいで
姉が出てきたから
夢だと思ったわけではなく、
父の頭に、また少し姉が思い出されたのは、
夢で良かったかな？
会えて良かったと思っていいのかな？
でも、
元気な姉と話せて楽しかっただろうね。
良かったね。
父は、
トイレから出てきた時には
いい夢も‥
もう忘れていたけど。