お母さんだよ~ | ベトくら~ベトナムに暮らせば~

お母さんだよ~

一時帰国で日本に帰ってきました。
ハノイから夜行便できたのだが、もうじきプントに会えるかと思ったら
気分が高揚してしまいほとんど眠ることができなかった。

実家に着いたのは朝の10時前。
はやる心を抑えて実家のドアを開けると
モストラちゃんがお出迎え。
熱心なすりすりでなんだか妙に歓迎してもらっちゃった。


意外とフレンドリーなモスちゃん

居間に続くドアを開けるとそこにはプントが。
私の記憶にあるよりもずっと大きくどっしりしていて、
そして100倍可愛かった。

ああ、プント。お前は元気だったのかい?
お母さんが帰ってきたよー。

四か月ぶりの対面に私は涙が止まらない。
プントは頭をなでても逃げこそはしないものの、
かなり腰が引けていて必死で私ではなく母の顔を見ていた。
「いったいこのなれなれしいオバちゃんは誰?」
っていうところだったんだろな。

やっぱり私は見事に忘れられていたらしいしょぼん
というか、「なんとなく知っている気がするけど、誰だったかなー・・・」
っていう感じかな、他人に接するときほどおびえたり、
よそよそしかったわけではないから。

この人誰だっけ??
(すいません、ブレブレで。でもこの顔、かわいくて・・・)

まあね、南極物語の太郎と次郎じゃあるまいし
久しぶりに会ってもしっかり覚えていて
走り寄ってきてくれるとは期待していなかったけどさー。

しかし、その後夕方母が買い物に行った時に
プントの中で何かがつながったらしい。
留守番していた私のもとにやってきて、
すりすりすりすり、ゴロゴロゴロゴロ。
頭を押し付けてきてなでろと催促。
挙句の果てはコテンとひっくり返りおなかを出すではないか。
いわゆる我が家の猫用語でいうところの
「ごろごろゴンゾウ、ちっくりさん」である。
ここで再び号泣する私を誰が責められよう(笑)。
プントに会いたくてたまらなかったのだ。
ずっとこの日を楽しみにしていたのだ。
オナカがすいていてゴハンくれーと言いに来ただけだと
わかっていてもそれでもいいのだー!!

夜はハノイに行く前と同じように一緒の部屋で寝た。
前日ほとんど寝ていなかった私は布団に入るやいなや爆睡。
途中、母が電気を消しに来た時、
プントはキャットタワーの上から、
じーっと私の顔を観察していたそうだ。

明け方、プントが枕元に来た気配を感じて、
「おいで」と声をかけると布団の中に入ってきた。
腕を広げるとぴったりとひっついてきてのどを鳴らす。

ごめんよ、人間の身勝手でおうちがかわっちゃって。
お父さんと、お母さんが突然いなくなって。
ごめんね、ごめんね。
とりあえず、しばらくは一緒にいるから思い出してね。

そんなことを考えながらまた眠りに落ちた。

・・・暑くてすぐ目がさめたけどね。


翌日からは名前を呼べば返事をし、
近くを通るときには必ずすりすりして通る。
「ブラッち(ブラッシングする?)」と声をかければ
いそいそとやってくる。
どうやら思い出してくれたのかな。
ねえ、プント?


思い出したよ。

とかげ足あととかげ足あととかげ足あととかげ足あととかげ足あととかげ足あととかげ足あととかげ


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