JR西大山駅を出発して知覧に向かいます



ビュースポットで車を停めた

たぶん、ここで見納めになるだろう開聞岳


どこから見ても美しい山


海から浮かんでいるように見えた





ここは、東シナ海になる

我が家の相模湾と海の色が違った


これが、黒潮の海だぜ~と言わんばかりに

波が打ち寄せていた





これから向かう知覧特攻記念会館の地図(HPから拝借)

見てから空港に向かうには地の利が良い




話は変わるけど

レンタカーを借りて3日目になるのに

私たちは、車のラジオをつけられなかった


試行錯誤したけど、ラジオがつけられなかった


音無しのドライブが続いた

トホホううっ...



知覧へ向かう道中の街路樹がヤシの木?

指宿からこの辺りは、こういうった街路樹が多い


南国チックねぇ





車窓が茶畑に変わった

知覧はお茶の産地


実は、私は知覧がお茶の産地だなんて知らなかったのです

夫は、そんなの知らなかったの!?と言ってましたけど

1つ賢くなったから、いいじゃないか





お茶畑が終わると、道の両脇に灯篭が並びだした



帰ってから調べてみたのですが

実はこの石灯籠は全国から寄せられた浄財で

1,036建立する目的で集まったものです


1036という数字は沖縄特攻で散華された

知覧基地を中心とする特攻隊員の方々の御霊の数です

1036を超えても増え続けているそうです




特攻記念会館近くまで来ると

桜並木になっていました






駐車場に車を停めた時の印象は、観光地って感じでしたが

観光地って言葉が浮ついたものになる場所でした







特攻平和記念会館

では、中に入ってみます




中は、写真撮影禁止です



私たちは、最初に10分のビデオを観ました


知覧から戦地に向かう兵士たち

相手の空母に飛びんでいく映像でした


もう、そこで涙、涙


金づちで頭をガ~ンと殴られたような衝撃でした


さらに、奥には

兵士たちの写真と、家族に宛てた手紙、短歌が展示してあります


攻撃に任命されるのは前日だったそうです

そして、絶筆

家族に宛てた手紙を書いて

翌朝、戦地に向かったそうです



その手紙、短歌の内容は

これから戦地に向かう

お体を大事にしてください

親孝行できなくて、ごめんなさい

国の為に任務を果たしてくる



書いている字が、とても美しく

私の字と比べ物にならないくらいでした


字は人格を表すと言いますが

戦争で死ななければ

これからの日本を、背負って立つ青年らだったに違いない



手紙を読んでは涙が止らない



声を出して泣いている人もいました



時間のゆるす限り、彼らの手紙を読みました


遺留品も展示してありました

家族に送った人形に目がとまりました

どんな想いで、送ったのかな…


犬と遊ぶ兵士の写真をみると

まだ、20歳前なので無邪気であどけなさが残ってる





時間が迫って来たので

外に出て

三角兵舎を見学しました

その当時のものではなく

新たに立てたものです


写真は撮りませんでした

撮る気持ちになれなかった



人ぞれぞれ、ここで感じる事は違うと思うけど


(夫のコメントの紹介)

自分だったら、こんなに潔く行けるかな

ただ、頭が下がる

もう一度来て、ゆっくり遺書を読んでみたい





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2泊3日の鹿児島の旅は終わりです

鹿児島を北へ南へ

走行距離400キロを超えました


とても良い旅だったと思うはなまる



長いブログになりましたが

最後まで読んでいただいて、ありがとうございましたニコニコ