前回書いたあの世での仕事

 

それは、この世に未練を残し

 

とどまっている人達

 

つまり、不浄化霊を

 

あの世に送ることです。

 

不思議なもので、不浄化霊になると

 

顔つきがおどろおどろしくなり

 

目つきも鋭く、暗い場所を好むようになります。

 

そんな方と

 

まずはどうしてこの世にとどまっているのかを聞きます。

 

家族が迎えに来ない

(これダントツで多かったです)

 

やり残したことがあるのでまだ死ねない

(もう死んでるのですけど…)

 

死んだはずなのに、同じ場面を繰り返している

 

最初は、拒否されること多く

 

扉をバタンと閉められてしまい

 

私「あの、話だけでも聞いてもらえませんか?割るようにはしませんから」

 

などとまるで営業の人の様なことを言ってしまいます。

 

不浄化霊といっても、もとは生きていた人間なので

 

私がほとほと困り始め

 

私「お願いします」

 

と何度も頼んでいるうちに

 

耳を傾けてくれるようになるのです。

 

そして

 

どうしてこの場にずっととどまっているのかを聞くと

 

ほぼほぼ

 

不浄化霊「家族が迎えにこない」

 

と教えてくれます。

 

多くは、勤めていた病院の看護師寮の中に

 

普段はない小さな扉があって

 

そこに懐中電灯1つ持ちながら

 

ビクビクしていくのです。

 

本当に怖くて、べそかきながら

 

ゆっくり近づくと

 

次第に私がかわいそうだと言ってくれる

 

本当は心優しい魂。

 

私「ご家族とのお別れが済んでいないのなら

  ご一緒しますので、まずはここからでましょう」

 

次第に、不浄化霊の顔は、優しく穏やかな

 

普通の人に戻っていきます。

 

そして、私と扉を開けて外に出ると

 

不浄化霊「ああ、そうか。あの世にいかなきゃ」

 

と思い出してくれるのです。

 

そこで、私は、あの世への入り口を開け

 

私「お話聞いて下さってありがとうございます」

 

と見送るのでした。

 

他にもあの世のお仕事がありますので

 

また書きます。

 

今回も最後までお読み頂きまして

 

ありがとうございますニコニコ合格