この少女マンガ面白いですよ。






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これは芦原妃名子先生が現在Cocohanaで連載中の少女マンガなんですが。




過去には「砂時計」「piece」という実写化されたマンガを描いておられた方で。





特徴としては"キュン"というよりは"ギュッ"って切なくなるシーンが多々ある少女マンガなんですね。





何かね、登場人物の悩み恋愛だけやないんですよね。






例えば。




"好きになった人に他に好きな人がいた"





という恋愛という部分の悩みだけではなく、その人が今までどう生きてきたか?






片親、英才教育などの家庭環境や嫉妬やイジメられてたりという友人関係など、そんな環境だからこそこういう恋愛になってしまったみたいな。





そんな、その人のバックボーンを丁寧に説明しながらストーリーが進んでいくような少女マンガを多く描かれているんですね。





で、今回の


Bread&Butter


はどんな内容かというと。







ストーリーは
34歳深田 柚希(ゆずき)という小学校の教師をしてる女性なんですが。




生徒が誰1人といないもぬけの殻状態の教室の教壇に立ち


「何を   間違えたんだろう?」


と1人で思うところからストーリー始まるんです。





その柚希が先生を辞め、他に仕事などしてきなかったので、「後は結婚するしかない!」と決意し、お見合いをし始めるんです。






しかし、結婚相談所で仲介してくれる係の人に


「どういう人がタイプですか?」

「自分はどういう人ですか?」


と聞かれても、あまり具体的に出てこず、理想ばかりを答える柚希






そして、お見合いが上手くいかなかった際にその係の人に言われるんですね。






「相手に何を求めるのか分からないって事は 自分を理解していないって事ですよ。」






なんとなく、仕事してきて、なんとなく、生活してきたから、いざそれを聞かれた時に具体的にでてこない。






気付いた時には生徒がいなくなってて。

それにどう対応するべきなのか、自分がどうしたいのか

そして、どういう人なのかわからなくなってた。








正直、僕はここにちょっと共感をしたんですよね。










いざ、自分が「どういう人ですか?」って聞かれたら、具体的になかなか答えられないかも?って。









柚希34歳で職を失って、お見合い結婚をしようと決意した時。



自分の歩いてきた道を振り返ってみたら・・・



結局「自分は何だったのだろ?」となってしまった訳なのです。








ただ、そんな柚希に一つだけはっきりわかってるのは







「食べるのが好き」








食べるのが好きなのは"元気"になるからだ


どんなに悲しい時も   食べれば   それがエネルギーになった


力に変えて   今まで    そうして生きて来た











そんな柚希が向かった先は








「原 文具店」








文具店をやりながら、同じ場所でパンも売ってる不思議なお店。








ここの店主の原 洋一(よういち)








身長が高く、こだわりがあるように見えるが、実際は常連のおばちゃんの要望などを聞き、お客さんの好みに合わせようとする男。







それは、過去に自分のこだわりのせいで失くした物があったから・・・・・








そんな洋一と店内でパンと食べながら、話していたら、不思議と柚希








「時間が足りない  もっとここにいたい」


"この人"と 美味しいご飯が食べたいなぁ」









という気持ちから、ついに口からポロッと







『あの   私と結婚しませんか?』







慌てて自分の口ずさんでしまった言葉を訂正して、言い訳して、店から立ち去ろうとすると洋一









「いいですよ    結婚しても」








こんなとこからスタートするんです。








ただ、お互いの事を全く知らない2人。








洋一の文具店の経営は上手くいってる気はしないが、パンを作る機械は高級なもの。





なぜそんなお金があるのか?





洋一の昔、15年も付き合っていた前カノとはなぜ別れたのか?









そんなバックボーンを一つずつ紐解きながら、お互いを知っていく。






そんなストーリーです。









女性だけでなく、男性も読みやすい少女マンガなんで、是非ともみなさんに読んでみて頂きたいです。(*´╰╯`๓)♬