なんだかんだと、もう、半世紀生きてきた私ですが、

本当に、壁にぶち当たらない時がない。

毎日、問題を出されている感じです。


 半世紀生きた私は、何事も経験がものを言うんだなぁ〜

と改めて思う。


改めて言うことではないですが、人間生まれてから、

何事も、自分で色々経験してそれで覚えていく。

赤ちゃんも、そうやって経験から判断を覚える。

小さい頃は、頭が柔らかいから、なんでも呑み込むのも早い。

大人からしたら、いいことも悪いことも、覚えるのが早い!!!

そして、体の成長と精神的な成長を同時になっていくんだから、

子供の頃は、複雑な時期ですよねぇ〜


さて、自分の話に戻りますが、何事も初めてと言うのがあります。

学校にしても、仕事にしても、そして、結婚して新しい家族を持つにしても、

妊娠、出産、子育て…親になるって言うこと。

まぁ〜私の生活の事を一通り他の人に話したら、よく道外れなかったねって言われるくらい

普通の人とは、ちょっと変わった生活しています。

それは、結婚してからもで、パパからは、結婚する前に、

『出張は多いけど、転勤はないから』と言われたのに、

妊娠した途端に、タイに転勤になり、海外なんて、新婚旅行だけと思っていたら、

海外で暮らすand子育ても海外でのスタートになりました。


英語なんて、赤点ばかり取っていた私は、日本に住んでいて、都会じゃあるまいし、

英語なんて使わん!!!なんて言っていたのに…

英語どころか、タイ語の勉強。

娘は、早くからインターナショナルに入れたので、英語のお手紙を必死に解読。

そして、初めての外国の方から招待されたホームパーティ

娘の方が英語得意になってしまって、先生とのコミュニケーションは、バッチリでした。

当たり前だけど、日本の物が全部あるわけではない海外。

その国の物で対応しなくてはならず、オムツにしろ、ミルクにしろ、タイの物を買うしかなく、

現地の日本人の方のアドバイスを聞いて、買ったり、日本のような離乳食がなく、

娘も食べず、全部作ったり、日本に一時帰国した時に、大量に買ってストックしたり。


病院も大変でした。

日本語を話す通訳さんが3人しかいず、娘が入院した時とか、病院に行った時は、

通訳さんが手があくまで待ったり…

ほとんどが、急な発熱だったりしての病院だったのですが、

日本との違いが多すぎて、びっくりすることが多かったです。

熱があるのに、水のシャワーを浴びせられたり…

日本では考えられないことを経験しました。


日本に帰ってきても、今度は、滋賀県に転勤になったり…

北と南では、生活の仕方が違い、戸惑いました。


と言うわけで、結構、波乱万丈な生活送っています。

でも、いろんな経験をしてきたら、ある程度のことがあっても、オロオロしなくなりました。

人間の対応力もバカになりませんね。


先日、夫が寝たあとに…と言う番組で、ゲストの方の子育ての悩みを聞いていた

横澤夏子さんが、『1番最初の子って、ずっと、手がかかるのよ』と言っていました。

聞いてみれば、『だって、何をするのにも、初めてでしょ?何年生になっても、初めてなんだから…』

言われてみれば、1番上の子は、親も、初めての経験になる。

初めての幼稚園、初めての小学校生活、初めての中学校、初めての受験。

全部初めて…がつく。親もそれと一緒に経験して行って、2番目に生かす感じ。

そうなんだよなぁ〜これからも、上の子と一緒にずっと初めてを経験していくんだなぁ〜

死ぬまで人間勉強です。


余談ですが、自分が、妊娠出産を経験して、ドラマとかで、妊婦の人の役者さんが出てきたりしますが、

安定期に入って、まぁ〜動けるよってとこからスタートだから、妊婦経験がない人にとっては、

そんなに辛いもんじゃないんじゃねって思うかもね。

でも、そのお腹が大きくなるまでは、地獄のようなつわりと戦いやっと安定期に入ったと思ったら、

メキメキ体重が増えて、見るも無惨な姿になる。

(その時に、男の人は、女っ気がなくなって、奥さんを女と見られないと言う人が続出するとか…)

産んでからも、体重が戻らず、あれ?人間1人産んだのに、自分の姿が変わらない。

????を抱えながら、今度は、髪を振り乱しての子育てに突入。

一般人は、ここから、女の人から、お母ちゃんオーラ全開になるわけですよ。

貫禄がつくのは当たり前。

この得体の知れない、それこそ目を離したら、どうなるかわからない物体を守らないと行けないのですから。

テレビに出てくる女優さんなんか、元のスタイルに戻して、ちゃんとお仕事できるようになるんだから

尊敬しちゃいます。


でも、人間の運命なのか、何かを得たら、何かを捨てないといけず、それの選択も勉強です。