さて、久しぶりにシチミちゃんのお話をしましょう。
シチミちゃんのお母さんとお父さんが
フュギアスケートを見ていました。
スケート選手が華麗な3回転ジャンプを決めたところで
お母さんがお父さんに言いました。
しかし、お父さんは
「無理だろ。」
と、一言。
その言葉にカチンときたお母さんは言い返します。
「パパならできるんじゃないの?その絶壁頭でスイスイと。」
…!!!
絶壁頭…!!!
イメージとしてはこんな感じでしょうか…?
そして、ここから夫婦の壮絶な戦いが始まります。
「できるかそんなもん!
デコ眉。」
「ゲジ眉よりマシだよ。デコに眉毛なんかないもん。」
「デコ眉デコ眉デコ眉~」
「ゲジ眉ゲジ眉ゲジ眉~」
なんと、熾烈な戦いなのでしょう。
しかし、こんなにも激しい戦いの中、
一人CDを悠々と聞いていたシチミちゃんにも
ついに罰があたる時がきました。
ちなみに罰を与えるのは
ジーザス・クライストでも、釈迦でも、閻魔大王でもありません。
シチミちゃんのお母さんです。
しかも…技は”にぎりっぺ”……!!!
神も驚く必殺技をつかってきました。
そんな時、家に1本の電話が入ります。
リリリリ―。リリリリ―。
お母さんが受話器を取ると、「もしもし」の”も”も言わぬまま、
電話は切れてしまいました。
すばらくするとまた電話が鳴りました。
しかし、またもやすぐに切れてしまいました。
電話が切れると同時に
シチミちゃんのお母さんの堪忍袋も一緒に切れました。
お父さんの方を振り返り、
「パァ~パだね――!!!」
そう、イタ電の犯人はお父さんだったのです。
逃げまどうお父さん。
それを追いかけながらも、タイミングを見計らって
お父さんの尻を蹴るお母さん。
こんな時、シチミちゃんは思います。
「こんな親、他にはいねーわ!」
そして、こんな言葉が思い浮かびます。
大人になれない大人たち
ずばり、その通りです。
このうちで、まともなのは自分だけかと
心の中でひそかに思うシチミちゃんなのでした。