昨晩は、テレビ朝日土曜ワイド劇場 西村京太郎トラベルミステリー48「みちのく殺意の旅」が放送され、国分佐智子さんはサスペンスのキーパーソン矢代由紀役を演じられました・・・。
ショックで頭の中が真っ白けの一晩が過ぎました。
ようやく立ち直ったところです。。。
口を堅く噤んでおられたとはいえ、「接触」があったという点、しかも自分から大胆に奪いにいかれた点、男性ファンとして衝撃以外の何ものでもありませんでした・・・。
ヒロイン役を演じられた昼の連続ドラマ「メモリー・オブ・ラブ」においてすら、軽く触れる程度で、事実上寸止めにして角度を変えただけだったもんですから・・・。
元々白がお似合いの方でしたが、国分佐智子さんはキャストどおりに、白を華やかに着こなしておられました。
でも、その白さが色を失うほど、私の頭の中は真っ白でした・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
もちろん、男、しかもそれが他人の恋人だと知っていてわざと奪う悪女ぶりを見せ付ける重要なシーンです。
真犯人が殺意を抱くにふさわしい、また、視聴者が真犯人の抱えていた真情に共感するよう、真犯人の心を深く傷つけるに足る奔放さを感じさせる大胆な演技とそれを支える強い色香が要求される演技です。
ですから、国分佐智子さんは演技力と持ち前の華やかな美貌で、奔放な悪女ぶりを見せ付けてくれた、勇気ある演技だったと絶賛すべきでした。
・・・それはわかってるんですが、やっぱり国分佐智子さんを「恋する」気持ちを持つ男性ファンとしては・・・。国分佐智子さんと結婚した後は、こんな悶々な日々が続くのでしょうか!
・・・えっ?それ自体が悶々な妄想だって?・・・そのとおりでございます_| ̄|○
しかしながら、 サスペンスにおける悪女役の難しさは、タネ明かしをせず、ぎりぎりまで真犯人、そして殺人にいたる動機を分からなくしておかなければならず、そうした「隠す演技」ができるキャストが求められるということです。つまり、種明しの段階では、真犯人が殺意まで持ついたる事情を納得させられるだけの、自分勝手で傍若無人ないやな女ぶりを演じることによって悪女を演技できるだけでなく、種明しまでは「被害者」として視聴者が(必要以上に)反感を持たず、謎解きのヒントを(できるだけ)与えない、基本的には「ヒロイン」を演技できなければならないのです。
正反対の演技とイメージを演じ分ける・・・事実上、二人分の演技が求められるということです。
サスペンスの中でも、ことに今回の「みちのく殺意の旅」では、「仲の良い同級生どうしがなぜ殺しあわなければならなかったのか」というのが謎解きの出発点でしたから、誰にも動機があって、その中の誰が真犯人であったかを推理する作品とは違い、動機やその背後事情が分からない状態を最後まで引っ張っていかねばならない難しさがあったのです。
この点、矢代由紀役は、正統派の美女であり、しかも男を惑わすフェロモンを感じさせられる女優さんでなければならず、かつヒロインと悪女の両方を演じ分けられる高い演技力がある女優さんである必要があったのです。
矢代由紀役に国分佐智子さんがキャストされたことは、国分佐智子さんの女性としての魅力と演技の幅が極めて広いことが認められていることを意味するのです。
もちろん、単なる汚れ役をキャストされたわけではないのです。
そして、「みちのく殺意の旅」矢代由紀役の国分佐智子さんは、正に正反対の演技と正反対のイメージの両方を兼ね備えたうってつけのキャストであり、見事キャストが求める矛盾した存在を演じ切られました。
つまり、最初の間は華やかだけど視聴者が好感を持つヒロインとしての顔を演じられ、種明しの段では視聴者が反感を持つふてぶてしい悪女の顔を演じることに見事成功されたのです。
もちろん、サスペンスの約束事として、謎解きのヒントが隠されていなければなりません。キャストの中にも。
矢代由紀の場合は、華やかな美貌と、そして何でも自分のものにしたがる我がままさ、自分が中心でなければ気がすまない、自己中心的な性格です。
その特徴的な性格は、積極性や社交性、そしてそれらを超えたでしゃばり、あるいは押しのけて割って入っていくような行動につながります。
番組冒頭部分で、白い服を華やかに着こなした国分佐智子さんは、視聴者の目を惹き付けるのと同時に、事あるごとに積極的に自分から行動する矢代由紀をイメージどおりに演じられておられました。
もっとも、このヒロインを演じる作業は、得たいが知れないものが迫ってくること、悲劇が身に降りかかってくることを感じる姿を演じるところで最高潮に達します。
「みちのく殺意の旅」では、国分佐智子さんが演じる矢代由紀が、そこにいる筈のない同級生の姿を見出し、その陰に怯え、その怯えが高まっていくことで、サスペンスとしての緊張感が表現されていきました。
矢代由紀の「いるはずがないのに・・・」が、繰り返され、その度に緊張感が高まり、同時に、時刻というサスペンスの骨格の要素(アリバイと鉄道のダイヤの関係)が示されていく・・・。
その不審と不安の表情がしだいに高まっていく姿に、この作品のサスペンスとしての雰囲気づくりの全てが託されていました。
つまり、ミステリーとしての謎解きの要素以外の、サスペンスとしてドラマの展開を担う部分は、全て矢代由紀を演じた国分佐智子さんの演技に託されていたのです!
十津川刑事を演じた高橋英樹さんはミステリーを解くだけ、番組上の悲劇のヒロインを演じられた佐藤仁美さんは自分が受けた不幸を語るだけ、同級生を演じられた他の役者さんたちも、基本的にはふりかかった災難に右往左往するだけ。
これに対し、国分佐智子さんは、ヒロインと悪女の両面を演じ、さらにはサスペンスとしての緊張感を高める演技を演じられておられたんです。
だから、国分佐智子さんが演じられた矢代由紀役は、ドラマが終わりミステリーが全て解き明かされた後に残る「汚れ役」としての印象とは違い、相当の大役、難役だったのです。
この「汚れ役」という点、清純なイメージの正統派女優国分佐智子さんが、この作品のように、殺されて死体になる役をなさるのは、ファンにとって正直切ないものがあります。
でも、キスシーンに較べたら・・・じゃなかった!・・・立派に求められた難しいキャストを演じ切ったことは、賞賛すべきでしょう。
女優の価値は、キャストのイメージではなく、そのキャストのイメージをいかに巧みに作り上げられたかで決まります。
それが演技力であり、演技力を超えた女優としての価値です。
そうした女優としての価値を正確に評価し、キャストのイメージを巧みに作り上げられていたら、喜び、誉める。・・・それが、女優さんを応援することだと考えています。
今回のキャスト矢代由紀を演じた国分佐智子さん、ヒロインと悪女という矢代由紀の二重のイメージを巧みに作り上げ、演じ分けられておられましたよ!
大好きです!
さあ、次は5月31日 20:00~20:54 テレビ朝日「その男、副署長~京都河原町署事件ファイル」千代丘あおい役です。
皆さん、是非また国分佐智子さんを見てくださいね!
≪参考≫
テレビ朝日系・「土曜ワイド劇場」
西村京太郎スペシャル『みちのく殺意の旅』
(原作)西村京太郎「みちのく殺意の旅」(文藝春秋刊)
(脚本)篠崎好
(監督)村川透
(出演)十津川省三…高橋英樹
十津川直子…浅野ゆう子
阿部みどり…佐藤仁美
矢代由紀…国分佐智子
西本刑事…森本レオ
北条刑事…山村紅葉
清水刑事…井川晃一
日下刑事…茂賢治
阿部豊…志村東吾
矢代誠…山口馬木也
原田健治…湯江健幸
加藤敬子…三津谷葉子
田村…関戸将志
戸田警部…篠田三郎
亀井定夫…愛川欽也
(放送日時)2007年5月26日夜21:00~23:06
(制作)/tv asahi
東映
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本筋とは関係ないんですが、舞台「見よ、飛行機の高く飛べるを」で、女子学生達がストライキを企てるシーンで音を立てずにみんなで拍手するシーンがあったんですが、この写真のシーンはそのシーンを思い出させてくれて嬉しくなっちゃいましたo(^-^)o
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【国分佐智子さんご出演番組の放送日程等】
5月31日 20:00~20:54 テレビ朝日
「その男、副署長~京都河原町署事件ファイル」千代丘あおい役
6月13日 21:00~22:48 テレビ東京(6月10日 BS JAPAN)
「事件記者 浦上伸介パート5 毒殺連鎖
春の伊勢志摩殺人事件」手塚久生役
(5月2日放送予定が変更になりました。BSJAPANでは6月10日放送です。)
7月2日スタート月~金 13:30~14:00 フジテレビ系列
「金色の翼」ヒロイン修子役
■□■□■□■ 【現在放送中】 ■□■□■□■□
【東京ラブコレクション2 再放送開始】
昨年11月3日から配信された、GyaoオリジナルインターネットTVドラマ、国分佐智子さん主演の人気コメディー「東京ラブコレクション2」の再放送(再配信)が始まっています!
Sea of Dreams
- 東京ディズニー・シー5週年も、5月いっぱいで終わります。
東京ディズニー・シーが5週年を記念して作成したハート
ウォーミングな5つの短編を集めたwebサイトドラマ
「Sea of Dreams」の第2話「素晴らしき鼻血日和」に
国分佐智子さんが主演されており、現在も視聴可能です。http://5th.tokyodisneyresort.co.jp/web/cinema_story.html
MISIA(ミーシャ)さんの躍動的で心震わせる歌声に乗せて
届けられるテーマ曲も印象的です。
- Sea of Dreams~Tokyo DisneySea 5th Anniversary Theme Song~/MISIA
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歌詞を載せておられるブログさん
(http://blogs.yahoo.co.jp/kasasagi_tsugumi/1113683.html )
なお、5つの短編は、それぞれが係わり合いを持っており、
全部見るともっと楽しめます。また、第5話のラストシーンの
笑顔をはじめ、第2話以外にも国分佐智子さんが現れるシーン
がありますので、よろしければ探して見て下さい。
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【 お 願 い 】
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やり方は、↓の記事で。
http://ameblo.jp/purewing/entry-10026983079.html
なお、最近の読者登録の際に気づいたのですが、
読者登録自体は無条件に大歓迎です。お付き合
いの面からも、管理上、読者登録していただける
のは大助かり、大歓迎なんです。
ただ当方からの読者登録については、国分佐智子
さんのブログにも同時同時登録されている方に限る
というだけなんです。
この点、誤解なきようお願いします。
ファンサイトへのご招待(特に女性の方へ)
国分佐智子さんの女性ファンみかんさんが管理されている、国分佐智子さんのファンサイトへのご投稿をもお待ちしています。
- このサイトには「女性専用車両(みかんエクスプレス)」
- http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/19106/1169890142/
- が設置されており、女性限定で気兼ねなく利用できるスレッドになっています。
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